スマロケ祭終了
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スマロケ祭が終わり、秋が来た。
スタッフの皆さん、今年もお世話になりました。緩やかな時間の中で、沈滞する気分をかなり追い払うことができました。泡盛オレンジおいしかった。清さんの演奏久しぶりに聴けて楽しかった。http://www.uxmac.com/bahia/ ２日間も（しかも遅くまで）付き合ってくださったTさんにもアリガトウ。
それにしてもいろいろなものが天から降るように到来した2日間。ヨヲコちゃんからANDの１０月公演の当日精算券http://www.uox.jp/and/、「やぎ」のＣＤhttp://www.amy.hi-ho.ne.jp/dr-imai/cd.html、29日の朗読イベントのチケット、パイネで遭遇したKHさんからは、某カリスマアーティストのマル秘ベスト音源（この人聴いたことがないんです、といったら、ひどくあきれて、くださったのでした。Hさん、ほんとにこれもらってよかったんですか??）、これもそこで遭遇したじゃんぼさんからは、じゃんぼさんが札幌のライブのお世話をしている坂田明ツアーのフライヤ、イズミちゃんからは、衷心あふるるお手紙。イズミ様今日のライブがんばってね。http://park19.wakwak.com/~zariganiya/jurandou/live/050919.html
皆さんの活動のパワフルさにいつも圧倒され、感心するばかり。
同じ日にあったオフィス観音のライブイベントもかなり気にかかったなー。
昨日の曲目
楽器演奏なしで５曲も聴かされたお客さん、きつくなかったですか??
自分はかなり開放的な気分で、喉もよく開いてよかったんですけど…。ラストの曲は自分でも気に入ったので、またパイネポーのパーティでも歌いたいな。
盲目の鴉 大手拓次
うすももいろの瑪瑙の香炉から
あやしくみなぎるけむりはたちのぼり、
かすかに迷ふ茶色の蛾は
そこに白い腹をみせてたふれ死ぬ。
秋はかうしてわたしたちの胸のなかへ
おともないとむらひのやうにやつてきた。
しろくわらふ秋のつめたいくもり日に、
めくら鴉は枝から枝へ啼いてあるいていつた。
裂かれたやうな眼がしらの鴉よ、
あぢさゐの花のやうにさまざまの雲をうつす鴉の眼よ、
くびられたやうに啼きだすお前のこゑは秋の木の葉をさへちぢれさせる。
お前のこゑのなかからは、
まつかなけしの花がとびだしてくる。
うすにごる青磁の皿のうへにもられた兎の肉をきれぎれに噛む心地にて、
お前のこゑはまぼろしの地面に生える雑草である。
羽根をひろげ、爪をかき、くちばしをさぐつて、
枝から枝へあるいてゆくめくら鴉は、
ヽヽヽ ヽヽヽ
げえを げえを とおほごゑにしぼりないてゐる。
無限につながる闇の宮殿のなかに、
あをじろくほとばしるいなづまのやうに
ヽヽヽ ヽヽヽ ヽヽヽ
めくら鴉のなきごゑは げえを げえを げえを とひびいてくる。
