塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「火ここになき灰」feu la cendre  ジャック・デリダ

これも(去年か一昨年か)買って放っておいたのをたまたま先週手に取って読みはじめたのだが、その日の夜からはいちいち心に触れるものがある。意味がわかって読めるというのではない。ただ詩のように読んでいるだけ。ただ恣意的に引用するだけ。 サンドルっ…

朝日新聞「友人の友人 SNSの輪」

今日の経済面。「…複数のSNSに登録し、2年間で1万人の友人を作った。」という記述があったけれど、そういうのって「友人」というのですか??? あーうー。なんか変だぞ。

AND 「東京OZ月光」先行ライヴ

亀井君の演出するところを観られてとてもおもしろかった。とても明確なイメージをもって稽古にのぞんでいるのだなぁ。もうちょっとダメだし作業を観たかった気もするが、本番を観る楽しみがなくなるので、あれくらいがちょうどよいところか。ダメだしでは、…

吉本大輔舞踏公演

水曜日、スピリチュアルラウンジにて。この種の本格的な舞踏を見たのははじめて。この日が65歳の誕生日という吉本さんの、長い時間をかけてストイックに彫琢された肉体は優美で、日本というよりはヨーロッパの香りがする。客席をていねいに踊り進む様は、大…

村岸宏昭君が亡くなった

村岸宏昭君が、8月13日に旅先、高知の川で(川遊びをしていて)亡くなった、ということを今日知った。大学4年、22歳の若さで。わたしは彼のことをあれこれ書けるようなお付き合いではなかったが、あまりにも印象深く、不思議に人をひきつける青年であったの…

「ローズ・イン・タイドランド」@シアターキノ

香川・オダギリの「ゆれる」を観に行こうと思っていたが、先にこちらを観ることにした。少し前から、公式サイトをのぞいていて、主演の女の子がとても気になっていたのと、先日読んでいた「憲法九条を世界遺産に」で太田光がテリー・ギリアム監督に言及して…

ホソノさんと中沢さん「観光」コンビふたたび

大変遅ればせながら、こんなのやっていたことを知りました。「観光」はおもしろかったなぁ。 http://www.tamabi.tv/lecture/index.htm 昨日ダウンロードしたらMacが熱くなってしまいました。いまもファンが回っています。爆発するんじゃなかろうね。 ISBN:40…

「金子兜太養生訓」黒田杏子 定住漂泊・荒凡夫

金子兜太養生訓作者: 黒田杏子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2005/09/30メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見る去年買って寝かせてあったのを、旅前に半分ゆるゆると読み、帰ってから読み終わる。日曜の朝にNHK俳壇を放送してい…

「憲法九条を世界遺産に」太田光・中沢新一

憲法九条を世界遺産に (集英社新書)作者: 太田光,中沢新一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/08/12メディア: 新書購入: 4人 クリック: 92回この商品を含むブログ (290件) を見るおもしろいところだらけ。二人はメル友だったんですね。太田光を本で読むの…

河合隼雄先生が

重篤らしい。先だって、著書「ケルト巡り」について書いたばかり。気になる。 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060818k0000m040084000c.html

鑑真和上展

20日で終わるので駆け込みでみる。一緒に行った人との共通の感想は、やはり仏はお寺で拝むのがよい、ということだった。混んでいたが、うんざりするほどではなかった。鑑真和上は静かでありがたかった。講堂の重文の増長天と邪鬼の造型は、ぐっと寸がつまっ…

一山

7時過ぎに目覚め、見ないふりをしていた仕事に手をつける。4時までに一山崩す。がんばった。あと一山半。今日はもう無理。

最近読んでいるブログ

http://anotherorphan.com/ 「Bさん」の「ココヴォコ図書館」。なんだか、いろいろと興味深くて、のぞいている。時に甘酸っぱかったり。

大朗読会

3歳のちびすけを一晩預かる仕儀になる。リクエストされるままに14日15日と読みきかせまくる。エロール・ル・カインの「アーサー王の剣」は未だお気に入りナンバーワンで、これを数回、酒井駒子の「ぼく、おかあさんのこと…」これが次にお気に入りで、(ちび…

邂逅

旅行後、某店を訪れる。偶然にも、ゆりょさんと久しぶりに会う。鶏肉のバルサミコ煮、パルマ産プロシュートなど美味。その後の驚くべき一連のこと。傍観者ながら、一瞬固まる。事実は小説より奇なり。

青森行その弐 弘前

JR奥羽本線で弘前へ。弘前に宿を取らなかったことを少し悔やむ。なにか見るものがあるという期待はなかったけれど、とにかく、この街の、というかこの辺りの山の神様のところに行かなくてはという気持から、弘南バスで岩木山神社へ。これも片道620円とたっぷ…

青森行その壱 金木・五所川原

東北を訪れるのは、岩手、宮城に続き3度目。各所のねぶた祭のあとはホテルが空いている。5時前に起き、7時、札幌発スーパー北斗2号乗車。 電子辞書にSDカードで入れた、青空文庫の太宰治「津軽」序を読んで、土地の感覚を入力。Eブックとちがい、字が拡大で…

フロアパーティ

ビル3階は熱帯夜でした。あの狭さにあの人数。どこからわいて出た?? さらに楽器。JUNKはみちみちで入れませんでした。M'sは涼しいのでシェルターになっていた。イズミ嬢の歌を廊下で聴いた。「毛玉〜」の叫びや「ネコヤナギ〜」の囁きとまりちゃんのパーカッ…

パイネポーのフロアパーティ

そんなわけで、今夜は、barパイネポーとそのフロアのお店全体のパーティです。パイネでは、イズミ嬢や今井大蛇丸さん、アラエさんなどの演奏が聴けます。わたしも時間があいたら歌うかもです。7時はじまりということです。でも、今日は、なんだかまだ引きこ…

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト

木曜日のレイトで観る。うん、ストーリーは、前作を凌ぐくだらなさ。いや、あれはああいう映画だから、あれでいいのでしょう。別に金返せとかいうことでは全然ない。こちらはジョニデ観たさでいっておるわけで。ただ、ジョニー・デップの魅力が十二分に出て…

「ケルト巡り」河合隼雄 ぬらりひょん先生、ケルトをゆく

ケルト巡り作者: 河合隼雄出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2004/01/30メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (22件) を見る少し古いものだが、「私家版・ユダヤ文化論」を買いにいったとき、ひょんと見つけて。NHKの番組の取材旅行…

そうそうユダヤ人と言えば

「私家版・ユダヤ文化論」に、イランのイスラム革命やベルリンの壁崩壊を予言した、ローレンス・トーブという未来学者(そんな分野があるのですね)の未来予測の中に、「北米における反ユダヤ主義の激化」についての予言がある、と書かれていた。「アメリカ…

「私家版・ユダヤ文化論」内田樹 爆走!!ウチダ節

私家版・ユダヤ文化論 (文春新書)作者: 内田樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/07/01メディア: 新書購入: 11人 クリック: 169回この商品を含むブログ (176件) を見る最初は内容よりも、「ウチダ節」(言葉遣い)の方に注意が行ってしまう。 〜ことに…

「教えること、裏切られること 師弟関係の本質」山折哲雄

教えること、裏切られること―師弟関係の本質 (講談社現代新書)作者: 山折哲雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/05メディア: 新書購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (17件) を見るいいな、と思う書き手はたいていその名前の姿がいい。って前に…

朝曇

「朝曇」って夏の季語なのね。「季語」ってすごい。ここに含まれた「見えない情報」の質と量たるや。 ゴミの日と気づく休みの朝曇 朝曇倦みて片雲の風を待つ 朝曇積みたる本を読みて置き 祭果つる街を旅せん朝曇 白鴉亭