塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

芝居

co;dEBoo vol.1 れっとうのはて 

れっとうのはて 千秋楽観劇。 北の国から×カラマーゾフの兄弟×スラップスティック×パンク。 きちがいじみたエピソードの積み重ねに作者のセンスと力量を感じる。 覗き魔としての出方もおもしろかった。 ラスト四分の一は慣れてしまったのか少し冗長に感じた…

北村想作 柄本明演出 東京乾電池 寿歌 @ シアターZOO 

ネタバレありです。 ZOOで 柄本明演出 寿歌 を観てきた。 たくさん観たわけではないが、80年代に観た芝居のなかでもひときわ心にのこったのが、加藤健一事務所の 寿歌 だった。ゲサク加藤健一キョウコ熊谷真美ヤスオ星充。道新ホールか市民会館か教文だった…

小林賢太郎 LIVE POTSUNEN 2011『THE SPOT』

木曜日の札幌初日に観る。ラーメンズの存在は知っていたが、こんなにすばらしいものもっと早くに見ておけばよかったと悔やまれる。 小林の身体・映像・装置・言葉・音楽、光と影が詰め将棋(将棋わからないけど)のように息をのむ展開をみせる。それぞれのパー…

鬼火 そしてライヴ

6月5日土曜日は橋口演出の亀井龍馬を見に行くのです。たのしみたのしみ。 http://www.concarino.or.jp/2020/12/onibi/ 次の土曜日はラスタさんにお呼ばれしてLOGで今井さんとライヴの予定です。

あ、昨日ラグの「姫」だったんだ。わすれてたー。orz。

ゴドーを待ちながら

2009芝居の見納めは、札幌、平和の鳩の「ゴドーを待ちながら」。この戯曲が演じられるのを見てみたかったので行きました。親子の回にいったのはよかった。子供たちの反応がとてもストレートで、身体的におかしいところは笑う、言葉の気配がおかしくても笑う…

千年王國「贋作者」

金曜日のレイトショー。21時からなので先にごはんを食べたがどうしても飲み物も飲んでしまう。 昔の脚本とはいえ、装置も大掛かり、橋口さんの演出力でしっかりした芝居なのだが、どうしても主演の役者さんが、わたしにはだめ。なんだか空回りしている感じが…

ANDのブロック公演 「モブよ泥棒のように走れ」

物語はきっちりつくられている感。亀井氏の脚本はクレバーなのだ。後半にサーカスの祝祭的なイメージをいれて、やはりテント公演を意識して描かれたもの、という印象。フェリーニみたいに。あの後半、もっと雑多な登場人物の動きが、様式美のようなレベルま…

OKUJO

その昔バンド(というか楽隊というか)で出演したデパートメントシアターアレフの「OKUJO」の上映会が明日土曜日澄川のラグリグラ劇場であります。自分も当時の姿を見たことがないので楽しみです(といっても映っているのかな。)。詳細はWAKOさんのブログで…

「狩猟と編み籠」読後

中沢新一の「狩猟と編み籠」を読んだ後(いつものようにぼんやりあたまには未消化だが)に芝居や映画を観たら、頭が狩猟と編み籠になっていた。映画は表現としては若いけれど宗教の構造とそっくりですよ、という本。読みながら坂口安吾の「文学のふるさと」…

ボンボン ほか

http://www.bombon-movie.com/ 金曜、午後から映画「ボンボン」を二人で。時間と気分の都合で、「パイレーツ」をやめ、「家鴨と鴨」をやめ、「ボンボン」を見ることに。ゆるいのんきな作りで大感動はない。しょんぼりな人生の映画は、場合によっては人をさら…

エレンディラ

http://ticket.rakuten.co.jp/stage/erendira/ マルケスを好きになった最初の作品。サンリオ文庫で読んだ。ここでは、われわれにはあり得ないものまでが具体である。翻って日本では全てがヴァーチャルなのだと思い知らされたのだった。あるいは私たちはリア…

今月できれば行きたいものの予定

かなり興味ある映画「キサラギ」。 http://www.kisaragi-movie.com/ パイネポーのフロアパーティ。 それから、贔屓の女優長睦さん出演のお芝居「ブレーメンの音楽隊」。百瀬君とやるのね。レッドベリーとATTIC、日にちは早めの方がいいかな。 http://www.gah…

オレステス

昨日と今日でお借りした映画2本と舞台「オレステス」とついでに手持ちの「ヴィトゲンシュタイン」を復習。映像ばかり観ていてちょっと気持悪い。 「オレステス」、生で見たらそうでもないのだろうが、切れ目のない慟哭調に飽きてねむくなる。コロス、もっと…

オレステス

藤原竜也主演のDVD「オレステス」を予約してみた。オレステス [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2007/04/27メディア: DVD クリック: 24回この商品を含むブログ (11件) を見る

「スワチャントッド」の舞台写真

おお、橋口さんとこのブログに今回の舞台写真が満載。なんだかんだ言って、場面場面が絵として決まっていますね。柴田君の写真(長髪)もたっぷりだ。うふふ。 http://blogs.dion.ne.jp/bambora/archives/5477354.html 一枚、欠けた写真があるがどうしたのか…

千年王國「スワチャントッド」

http://sen-nen.org/suwachantodd/index.html 13日金曜日に観る。咳をするのがはばかられる芝居なのに、気管支の調子がわるく、マスクをして観劇した。 完成度やモチーフとなる音の扱いは、期待を裏切るものではなかった。北国の港町という空間というか、世…

千年王國「スワチャントッド」

千年王國の東京公演が終わったらしい。札幌公演は4月11日からコンカリーニョにて。これは見逃したくないものだ。 http://sen-nen.org/suwachantodd/index.html

蜷川版ロミオとジュリエット

先日、藤原竜也の話がでたものだから、買って観ていなかったDVDのロミジュリを観る。やっぱり藤原竜也はすごい。すごすぎる。舞台であれだけの台詞を怒濤のようにしかしクリアに吐きつつ、あれだけの感情を溜め込み放出しつつ、あれだけ身体を動かせるなんて…

イザナミとイザナキ 千年王國

とてもすばらしい立派なお芝居。計算されつくした演出。音の楽しみ。橋口さんのエロティシズムは豪快な力技だ。 すばらしいのだが、自分が古事記の最初の方を好きで繰り返し読みすぎたせいか(過去に歌にしてライヴでやったりもして)、最後の方で観る集中力…

劇団AND 東京OZ月光 札幌公演@コンカリーニョ

http://vas.co.jp/and/ 23日土曜の夜の部。芝居の完成度からくる満足感としては、前回のロミジュリに比べるといろいろ思うところもあるが、なんだかんだ言って、やはりANDは飽きさせない。あとから効いてくる。亀井健氏OZの、御供さん@大沢清治朗への男娼キ…

AND 「東京OZ月光」先行ライヴ

亀井君の演出するところを観られてとてもおもしろかった。とても明確なイメージをもって稽古にのぞんでいるのだなぁ。もうちょっとダメだし作業を観たかった気もするが、本番を観る楽しみがなくなるので、あれくらいがちょうどよいところか。ダメだしでは、…

白石加代子「百物語」

http://uhb.jp/event/official/hyaku/hyaku_top.html 金曜日に観劇。ああ、木曜日も行けばよかった。至芸である。早稲田小劇場SCOTで培い、その後長い時間をかけて醸成された身体表現のもの凄さに圧倒された。腰をおとして歩む着物のさばきの美しいこと。浅…

天保十二年のシェイクスピア

天保十二年のシェイクスピア [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2006/06/21メディア: DVD購入: 2人 クリック: 72回この商品を含むブログ (34件) を見る先週の木金に観る。いやー長い。長いけれどそれがよい。たくさん読んでいる訳ではないがシ…

劇団怪獣無法地帯 珊瑚の指

先週の金曜日、八軒のレッドベリースタジオにて。千年王國の柴田智之さんが目当てで行ったが、期待以上におもしろかった。脚本が短く無駄なく緩急があり、日常的な緩さ、抒情、叙景、するどく劇的な部分が交錯し、退屈しなかった。柴田君は「千年王國」で見…

白石加代子「百物語」

たのしみだなー。私は1週間以上先の予定をたてるのが苦手(というより恐怖感すらある)なのだが、予定を入れてみた。風邪をひいたりしないようにする。 http://uhb.jp/event/official/hyaku/hyaku_top.html こうなってくると「身毒丸」のDVDも欲しくなってき…

あわれ彼女は娼婦・さらば美しき人

http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/event/aware/index.html 「あわれ彼女は娼婦」のストーリーを見ていて、兄と妹の近親相姦、もしや、と思ったら、やはり「さらば美しき人」の原作だった。あの映画は昔テレビで深夜に見たのだが、シャーロット・ランプリン…

AND ROMEO & JULIET2回目

千秋楽である。なんとなくもう一度見たい気分になって行く。まあ、そういうこともあるさね。今度はサンドウィッチも食べる。ハーブ鶏のジュリエットサンド美味。手作りケーキもおいしかったよん。客は土曜日より固い。(土曜より客層が若かったのでは、とい…

劇団AND ROMEO & JULIET@琴似パトス

土曜の公演にいってきた。劇場前で、長睦さんたちがビールやお菓子やおいしそうなサンドウィッチを売っており、家を出る前にパンを食べたことを後悔。スラマを買ってのむ。シェイクスピアを亀井君(と呼ぶことをお許しください。)がどんなふうに料理するか…

ANDのロミジュリ

http://vas.co.jp/and/ おお、ANDの4月公演は「ロミオとジュリエット」ですか。期待してますよ、亀井さん。(先日の別な劇団の「ハムレット」は、ちょっとつらかったからねぇ。)