塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

劇団怪獣無法地帯 珊瑚の指

先週の金曜日、八軒のレッドベリースタジオにて。千年王國の柴田智之さんが目当てで行ったが、期待以上におもしろかった。脚本が短く無駄なく緩急があり、日常的な緩さ、抒情、叙景、するどく劇的な部分が交錯し、退屈しなかった。柴田君は「千年王國」で見た時とはまた印象がちがって、長めの髪がかわいらしく、彼の実年齢が感じられる。(「SL」で初めて観たとき35歳以上だと思った。老けているというのではなく、上手くて。)半裸の登場には若者の甘い艶があって、なかなか刺激的だ。相変わらず身体のキレは目を釘付けにする。他の役者さんもそれぞれ役にはまっていた。特にサトル役の役者さんの「間」がかなりおもしろかった。ほとんど普通の民家といった感じのレッドベリースタジオは、前に一度行ったことがあった。あれは一昨年くらいか。「桜そばと篠笛のゆうべ」という催し。手打ちの桜そばとだったんそばを食しつつ、篠笛や能管の演奏をきく、という一風変わったイベントだった。


お芝居のあと、街まで出て「クスクス」へ。マグロとアボカドの生春巻やエビと枝豆のかきあげがたまらなく美味であった。また行く。よし、今週末は白石加代子の一人芝居だ。がんばる。