オレステス

昨日と今日でお借りした映画２本と舞台「オレステス」とついでに手持ちの「ヴィトゲンシュタイン」を復習。映像ばかり観ていてちょっと気持悪い。
「オレステス」、生で見たらそうでもないのだろうが、切れ目のない慟哭調に飽きてねむくなる。コロス、もっと静かな方がいいのでは。藤原竜也、顔が太っていて激しく残念。ヘレネ役の香寿たつきの演技がベタベタで笑える。ギリシャ悲劇といえばああなのだろうが、最後にアポロンの声が轟いて万事解決なのもなんだか滑稽である。これがデウス・エクス・マキナね。まあ、勉強になったといったところ。
借りてきたものは２本ともよかった。よかったが「いい映画」すぎて、私のもっとも好みのタイプの作品ではなかった。デレク・ジャーマンの「ヴィトゲンシュタイン」はこれはかなり好みがわかれるだろうが、逆にやっぱり「思いのほか好きだなー」ということを確認。

ヴィトゲンシュタイン (WITTGENSTEIN) [DVD]