AND ROMEO & JULIET2回目
千秋楽である。なんとなくもう一度見たい気分になって行く。まあ、そういうこともあるさね。今度はサンドウィッチも食べる。ハーブ鶏のジュリエットサンド美味。手作りケーキもおいしかったよん。客は土曜日より固い。(土曜より客層が若かったのでは、というのが一緒に行った方の分析。)ここは笑えるよーというところでもまじめな鑑賞態度である。土曜はぼんやりしていて真ん中より後ろになったが、この度はほとんど一番前で鑑賞。ずいぶん見え方が違っていて、それもまたおもしろい。2度目はより芝居の構築の具合がよく見える。キスシーンは遠くから観た1度目の方がぐっときたかな。若い人が「酔うようだ」と感想をもらしていた。この年だから懐かしいようないとおしいような気持になるが、若い人なら脳がとろっとするような感覚に襲われるのもうなずける。ハチミツ脳。ハチミツ内臓。(とりふね語。)よく考えると本家のロミジュリはちゃんと読んでいないような気がするので、松岡訳でも買ってきて読もうかな。(現在の読書中は、鈴木大拙「日本的霊性」であります。)せんに、千年王國の「SL」再演てのは観たが、同じ芝居を2回観に行くというのは(自分が歌で参加したラグの「ディ・プッペンシュティーレ」を除くと)はるか昔、鴻上尚史第三舞台の「朝日のような夕日をつれて」@札幌本多劇場以来だなー。古いね。はー、なんか、若返った。わたしがANDを好きだとおもうのは、ガルシア・マルケスを好きだというときの「好きだ」と似ている。そこに感じているのは、ある種の「神話」だ。逆にそういう要素のない芝居は、いかにプロフェッショナルなテクニックに満ちていようと、自分としては満足しない。劇作家亀井健氏は、天使のように大胆で悪魔のように細心だ。そして「あふれて」いる。「あふれて」いるうちに、観ておきたいというのが、わたくしの唯一変わることなき欲望である。
- 作者: 鈴木大拙
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- 作者: G.ガルシア・マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,旦敬介
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