塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

ANDのブロック公演 「モブよ泥棒のように走れ」

物語はきっちりつくられている感。亀井氏の脚本はクレバーなのだ。後半にサーカスの祝祭的なイメージをいれて、やはりテント公演を意識して描かれたもの、という印象。フェリーニみたいに。あの後半、もっと雑多な登場人物の動きが、様式美のようなレベルまでいっててくれたら、というのはよくばりか。岡村さんのウォーリー似過ぎ。今回も特に思ったのが、役者さんの中でも、声優っぽいきれいなしゃべりの人って、亀井氏の脚本のことばをうまく肉体化できない感じで、見ていてもなんだか違和感があるということ。ああいうものは直しようがないから大変だ。芝居のラストの曲が、わたしの好きな「Calling You」だった。今度今井さんとやるかもしれない曲。ホリー・コールじゃない方。物販でビールとタルタルドッグサンドを買い、楽屋を改造したカフェで食す。いつも思うけど、役者さんたち、公演前にあんなに食べ物もつくって、その努力がすごい。帰りに薫製卵とクッキーも買ってきた。くんたまおいしかったです。テント公演が満員御礼だったためか、お客はすくなかったですね。