DVDが届いたので、早速観たのですが…もしかしてこれは失敗作の部類?? ダイナ・ウィン・ジョーンズの原作も、いきなり現代に飛んだりして、かなりとっ散らかった感じでしたが、宮崎作品の方は、縮めて話を変えた分、さらに意味不明になったような。
ハウルの軟弱な性格付けも、原作より圧倒的に弱いし、話の中でもっとも重要な初期のソフィーの諦念みたいなものもそれほど伝わらない。従ってどんどん強くなって行くソフィーを見るおもしろさが減じている。
倍賞千恵子や
加藤治子など贅沢な配役なのになんだか勿体なかった。飛ぶ
ハウルは、
千と千尋のハク×湯ばあばで、いつか見た感じ…ちょっと期待しすぎたかな。きついピンク・紫・黄緑のキラキラ感は私はそれほど嫌ではなかったのですが、この色が嫌な人もいるかと思う。あ、もちろんおもしろいところ楽しめるところはたくさんあるんですけれども。