2006-02-14 あやうい春 雑記 今朝は寒気がゆるみ、バスから見る車道脇の雪山も白から泥の色となった。真駒内の雪捨て場の巨大な雪の山も輪郭を緩め、全体はまだ冬景色ながら濃厚に春の気配。空の色も枕草子冒頭のようなやわらぎ。自分はそうではないが、鬱傾向の人が、この時期に自分を損ないたくなるのがとてもよくわかる気がした。それまでは、冬という厳しい世界に緊張しつつ対峙していた生命の殻のようなものが、春の気配によって予想外の綻びを生じ、幼虫のような弱い皮膚があらわれる。そこに危機が出現するのだと思う。(北海道だけかなぁ。)