塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

欲望乱反射

昨日はパイネで留美嬢と打ち合わせ。加藤和彦のカバーもいいなーというと、A江さんが、サディスティック・ミカ・バンドの「黒船」をかけてくれる。この中で歌うなら「さようなら」がよい。でも「ベル・エキセントリック」の「ディアギレフの見えない手」などさらによい。1回めの練習は日曜日。かねてイズミ嬢がリクエストしてくださった「テーベー」という曲もちょっとやってみたい気になるが、まずは○○年前の、自主制作テープを押し入れから発掘せねばなるまい。
今週片付けるべき仕事がまだ片付かぬ。にもかかわらず、なにかそわそわと浮かれたい気分の週末。バスを降りたら大きく赤みがかった満月。さもありなん。
最近はとみにオダジョ萌えヒートアップ。先だって「東京タワー」を鑑賞した後の土日、メゾン・ド・ヒミコを2度も見かえし、きもちよくくらくらする。シャツはイン、のオダギリジョーバックスタイルにくらくら。美しい、完璧に美しい。それにしてもあれはいい映画だ、ほんとうに。見かえすのに耐える作品だ。ひとつひとつの場面がいとしい名場面。はまるときははまる質で、数本のDVDと数冊の本を購入、手元不如意となりそうだ。六月がくる。自分を覆っていた皮膜のようなものがぺろりとむけて、欲望が流出。自分の周りを乱反射する欲望に任せて心地よい六月は短いのだ。

そうだ、留美さんとやるなら、「シャドウ」もいいかもなー。自分回顧。