塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

十蘭堂の朗読会

http://park19.wakwak.com/~zariganiya/jurandou/live/1226.html
これまで行きたくていけなかった十蘭堂の朗読会に行った。先日別な店で出演予定のMきん氏に遭遇し、誘われたのがよかった。(ところがM氏は、具合が悪くなって、出演できなかった。残念。)


出演者はさまざまで、それぞれのキャラクターは濃く、そのたたずまいも、語られる言葉の位相も、言葉の立ち上げ方もほんとうにさまざまで、とても楽しかった。けっこう早いピッチで飲んだ。小磯君が時間をくれたので、飛び入りもした。おととい書き付けたものhttp://www.enpitu.ne.jp/usr7/76940/diary.htmlと、大手拓次の詩を読んだ。大手拓次は意外と知られていないのでみんなに知らせたい気持ちもあった。手元にある本は亡父の蔵書で昭和23年創元社刊のものだ。これと中原中也の2冊がある。函館の家がなくなったときに父母の本のほとんどはうしなわれたが、この詩集はわたしが気に入ってもっていた(多分小中学生時分からきにいってよんでいた)ので、生き残った。もうほとんどページがばらばらになりつつある。いちばんうしろに1948.3.25Morisotとサインがある。父は昭和2年1927年生まれだから、これは21歳のときに買ったものか。今気づいた。フランス文学が好きだったので「守造」のつづりにtがついている。うう~ん、レトロスペクティブ。


あとでパイネでORAちゃんに言われたのだが、わたしの読み方はNHKのアナウンサーみたいだったって。わかるわかる。中途半端にしっかりした読み方なので、声のなまなましさは半減するのだろう。でもしょうがないのよね。それにしても、さすがORAちゃんは音のセンスがいいなあ。


できあがって行ったパイネでは、いつものことでわたくしはしゃぎ過ぎで、顰蹙の向きもあったでしょうが、でも楽しかったのよ。みんなありがとう。ヨヲコちゃん、今朝から年末まで仕事が続くにもかかわらず、つきあってくれてありがとうね。ABちゃん、懲りずにまた遊んでね。ってここに書いてもねぇ。今日は「はるや」にいくぞ。GO!GO!