塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

ことば

びあなう!

twitterの「びあなう!」ってとてもかわいいことはです。キーワード登録してみました。

NHK言いまつがいいや読みまつがいアマトイワ

3時のニュースで登坂アナ(麿と呼ばれているのを今日知った)が「天岩戸アマノイワト」をはじめアマトイワと読み、次にカミカミになりながらアマイワトと読みタヂカラヲなど神名もカミカミのグダグダになってしまいに小さく吹いていたのがおもしろかったです…

最近気になる 方言セクシーその他

なので ですので 接続詞の組成(断定の助動詞+原因理由を示す助詞)でいえば、それ以前の「だから」「ですから」と同じなのだが、これははじめに耳にしたときの違和感がまだ続いている。この数年で、耳にする機会がたいへん多くなった。 ほんとですか? 相づ…

謳わず騙れ2008

鋭く言葉の本質に迫りつつ、巧まず笑いを誘う小磯君の騙りに始まり、「おねえさん」の語が妖しい輝きを放つ坂館長の騙りと掟を凌駕する謳いでしめくくられた錦織のごとき朗読ライヴ。故あって10日ほどのヘビーシッター中日、文化果つる状態だったこともあり…

謳わず騙れ

小磯君にお誘いいただきました。フライヤがとどきました。カヨさんのデザインイラストはいつもすてき。プロフェッショナル。12月30日ATTICにて朗読会。何読もう。

甘えたさん

そういえば、昨日のほへと占術で「甘えたさん」という言葉が出てきた。実はわたしにはお初のタームだったのだが、検索してみると沢山出てくる。いつごろから人口に膾炙している言葉なのでしょう。これは「甘えたがり」の略なのでしょうかね。どなたかこの言…

十蘭堂朗読会@スピリチュアルラウンジ

4月20日、朗読会。出演者も多いし、会場はいっぱいで、立ち見の人も。前回もそうでしたが、朗読のよしあしということではなく、ひとりひとりが、それぞれのテクストを、それぞれのくふうで「読む」ことのおもしろさが感じられ、その「興」がよかった。音楽の…

十蘭堂主催朗読会

というわけで、朗読会にお誘いいただきました。いろいろな方がどんなコトバをどんなふうに読むのか楽しみです。わたしは多分、自分で書いたものではなく、すでにあるテキストを読むと思います。 赤ヒ夜 第四十五夜 朗読篇スペシャル 謳わず騙れ 二〇〇六年四…

フランス語のCD

基本表現80で身につくフランス語―使えるフランス語をモノにする! (世界の言葉を話そう!マルチリンガルBOOKシリーズ)作者: 加藤晴久,平野和彦出版社/メーカー: かんき出版発売日: 2000/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る2月くらいから、一…

名前、身体、「管理」

人の「名前」を扱うについては、細心すぎるということはない。 「名」は「呪」。(@「陰陽師」) かろがろしく扱えば、悪いことが起こるかもしれないぞえ。 何をそんなに急いでいるのだろう。 急いだ先に何があるのだろう。 スナフキンは立て札が嫌い。わた…

暗黙知と形式知

http://d.hatena.ne.jp/amenotorifune/20050413 東京ファイティングキッズの平川克美さんの文章を読んで、荘子の「渾沌」のお話を思い出したので前に書いたのを写しておく。 荘子 「渾沌」 金谷治訳 岩波文庫南海の帝を倏シュクといい、北海の帝を忽コツとい…

朝日新聞「この子の名前」

朝日新聞のbeの「この子の名前」欄。どうしてこういう名前ばっかり取り上げるんだろうなぁ。ここまでくると(4月2日紙面)判じ物だ。様式美がないよう。無定型。暗いニュースに出てくる子どもたちの名前も、判じ物系が多いような気がしている。まあ、好きず…

ミィの言葉、訂正とおわび

先日コメント欄に書いたちびのミィの言葉ですが、わたしの記憶の中で、二つの言葉がミクストアップしていました。今日、本で確認してみたら、ちょっと間違っていたので、お詫びして訂正します。 「たたかうってことをおぼえないうちは、あんたには自分の顔は…

IKUちゃんに贈りたい、「ヒメネス」長田弘

ちょっとした偶然といった感じで、長田弘の詩「ヒメネス」を目にした。「世界は一冊の本」という詩集の中の一編だ。読みながら、落涙。どうもしっくりくる詩に会うといつでもどこでも落涙するのがわたしの特技らしい。年があがって頭のねじがゆるんでおるの…

「「星の王子さま」をフランス語で読む (ちくま学芸文庫)」

複雑な動詞の時制や、使われている語(grandes personnes(大人)やserieuse(たいせつ)、eの上に点がつかないよう)を丁寧に解きながら、作品のもたらす深い世界を教えてくれる。たった一語のちがいが大きな意味となり、胸をつき、涙を流させる不思議さ。…

「おそい・はやい・ひくい・たかい」

http://www.arsvi.com/0m/oh.htm新聞の一面の雑誌広告欄の「先生も保護者も読める・使える学校BOOK・季刊」「おそい・はやい・ひくい・たかい」の広告に「特集 障害をもつ友だち何人いますか?」とあった。違和感。何でしょうこの、感じの悪さ。「障害をもた…

「富良野」のアクセント

どうでもいいといえばどうでもいいことなのですが、以前から気になっていること。倉本聰のドラマの中での「富良野」のアクセントのことです。北海道では、もともと「ふらの」は「高低低」だったはずなのですが、「北の国から」ではずっと「低高高」(平板)…

読み方

本日の朝日新聞の夕刊一面の国語力に関する記事に、最近の名付けは音と画数優先とあった。これはもう好みの問題だろうが、名前の付け方でいちばんいやだなぁと思ったのが、動詞の訓をもつ字をつけて、その送り仮名をすっぱり切った形で読ませたもの。漢字と…

朝日新聞連載「漢字圏」

1月4日朝日新聞夕刊1面で「漢字圏」の連載はじまる。第一回は「中国簡体字シフト」。以前、ドラマ「大地の子」を見ていたとき、中国語の音の響きの(でもあれは中国語のうちの何語だったのだろう?)圧倒的に音楽的な美しさに胸をうたれたものだったが、この…

十蘭堂の朗読会

http://park19.wakwak.com/~zariganiya/jurandou/live/1226.html これまで行きたくていけなかった十蘭堂の朗読会に行った。先日別な店で出演予定のMきん氏に遭遇し、誘われたのがよかった。(ところがM氏は、具合が悪くなって、出演できなかった。残念。) …

対話のレッスン」平田オリザ

読みやすいエッセイだが 平田オリザ氏の日本語に対する誠実なアプローチが 納得と共感をもたらす。 言葉は変わりゆく。 現代日本語をやみくもに断罪するのではなく それぞれの変化の「所以」を丁寧に解いてゆく。 「異なるコンテクストのすり合わせ」として …