塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

「「星の王子さま」をフランス語で読む (ちくま学芸文庫)」

複雑な動詞の時制や、使われている語(grandes personnes(大人)やserieuse(たいせつ)、eの上に点がつかないよう)を丁寧に解きながら、作品のもたらす深い世界を教えてくれる。たった一語のちがいが大きな意味となり、胸をつき、涙を流させる不思議さ。フランス語初心者のわたしにも読めるし(動詞の変化にはやっぱりクラクラしたが)、モチベーションも高まってくる。いい感じだ。耳覚えのシャンソンを辞書できっちり確認するのもよいかもねー。エディット・ピアフ好きだし。歌のなかに出てくる動詞ならいける。(「わたしは後悔しない」のはじめの発音はrばかりですごかった。。ノーン リヤンドゥリヤン ノーン ジュヌルグレ リヤーン。ピアフのリヤンはすごいリヤン。)


身近に、言語学習マニアのスコットランドの若者(ラテン語フランス語イタリア語ドイツ語ができて、日本語はほとんどペラペラ漢字検定準1級に挑戦中いや1級だったか、旧字体が書けて、アイヌ語にも手を出し、韓国語を学習中)がいるのだが、いくらヨ~ロピア~ン(みうらじゅん風、知るひとぞ知る)とはいえ、あらためて尊敬するよ…。


話はとぶが、彼の高校時代(ジェズイット系)の最後の方のクラスは習熟で組別に聖人の名前がついていたそうだ。ロヨラ組とか、ザビエル組とか…。静岡の方に梅蘭菊竹松藤で組分けしてる高校があったげな。