お別れの歌を選ぶのはむずかしい。別れに際してのこちらの心をいくばくか表してくれて、送ろうとする人の来し方になにかしらふれるような部分があって、暗すぎないもの。歌のための歌にならないようなもの。今まで何回かそんな歌を歌う機会があって、その度…
ちょっとした偶然といった感じで、長田弘の詩「ヒメネス」を目にした。「世界は一冊の本」という詩集の中の一編だ。読みながら、落涙。どうもしっくりくる詩に会うといつでもどこでも落涙するのがわたしの特技らしい。年があがって頭のねじがゆるんでおるの…
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