塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

名前、身体、「管理」

人の「名前」を扱うについては、細心すぎるということはない。
「名」は「呪」。(@「陰陽師」)
かろがろしく扱えば、悪いことが起こるかもしれないぞえ。
何をそんなに急いでいるのだろう。
急いだ先に何があるのだろう。


スナフキンは立て札が嫌い。わたしは名札が嫌い。平気で名札をつけることを命じたり、嬉々として名札をつける前に、その意味を考えてみたい。名札は人をモノにする。おずおずとはじまるべきコミュニケーションの段取りを、暴力的に飛び越してしまう。


自分と他人の身体を扱うについても、細心すぎるということはない。自分の身体を管理されることに鈍感な人は、人の身体を平気で管理するだろう。命じられた仕事を、その意味を考えずこなすことに自分の能力を確認する人は、喜びさえ感じながら、他人を管理するだろう。


などということを帰りのバスの中で考えたりする今日この頃でした。