塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

落語の思い出

桂米朝集成〈第1巻〉上方落語(1)タイガー&ドラゴン」を見ていると、むかーしむかしの落語研究会在籍当時のことをあれこれ思い出す。やったのは、「薬缶」「三年目」「狸賽」「味噌蔵」…(あんまりたくさんやっていないなぁ)。「三年目」は先妻のユーレイが現れるシーンを演じるのがおもしろく、「味噌蔵」は、かぜ(扇子)を使って戸を叩くところが、落語やってるーという感じで気持ちよかった。卒業口演会は、ほんとは女子はやってはいけない郭話の「明烏」。やってはいけないとやってみたくなるもので。ステージの横で紙パックの日本酒をチューッとひっかけて(ストローでひっかけるとは言わないか)高座にあがった。簡単にビデオで見られない当時は主にカセットで聴いて覚えた。仕草がわからないところが多くて難儀した。「明烏」では「くさようじ(歯ブラシ)」の使い方がわからなかった…。当時北海道学生落語連盟というのがあり(今でもあるのかな)「東屋」というそば屋の二階では、大学もちまわりで勉強会を開いていた。道落蓮では、円山公園長屋の花見みたいなこともした。三年で部長をやっていたため、他大学の新入生が一升瓶をもって次々挨拶に来る。いちいち受けていて、のみすぎ、あとで具合が悪くなった。STVのホール名人会などにも出かけたが、そんなに数は見なかった。だから全然詳しくない。北海道には寄席はないし。子どもの頃から好きだったのは、桂小南さん(故人)とか米朝さんとか上方の人。2年くらい前に来た時、行きたかったが行動が遅くてチケット取れず。(そういえばこの間米朝さんの学究的な全集が出ていたわね。ちょっと買いたいかも。)落研にいるとちょっと変わったバイトも来た。一度、仮面ライダーショー(X1)のMCをやったことがある。着物の着方もたたみ方も結局覚えなかったが、人前でひとり勝負でしゃべるというのは後々役に立ったようだ。