金曜日の砂糖ちゃん Le Sucre de Vendredi

金曜日の砂糖ちゃん (Luna Park Books)

立ち読みして、かねて気にかかっていた本だったが、やっと注文にふみきり、それが届いた。この作者のものは「よるくま」と「ぼく　おかあさんのこと…」をもっていたが、この「金曜日の…」はちょっと趣がちがう。前の二冊は子どもに読み聴かせするのに適しているが、「金曜日の…」は絵も、テクストも、清らかながら、エロスの香りがする。この本に描かれている幼女や少年の形は、どこか蠱惑的だ。タイトルも美しい。本の小ささもよい。「ブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌受賞」ですって…。これを見ると「赤い蝋燭と人魚」も、欲しくなってくる。

よるくま

ぼく おかあさんのこと…

赤い蝋燭と人魚

あっ、手元にある「夜の鳥」のイラストもこの人のだった。

夜の鳥