塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

お茶を買う

昨日火曜日、あれこれ腹ふくるるわざのみ多かるこのごろとて、大丸の「NATSUME」(福寿園、かわいいおねーさんがお茶を淹れてくれる)で年嵩のおともだちへのプレゼントにお茶を買う。先日自分用に買ってとても美味しかったものだ。台湾の「文山包種茶」(青茶)とスリランカの「ヌワラ エリア」(紅茶)。ふたつともそれぞれにかおり清々しいお茶。とくに前者は甘露である。NATSUMEの小さい缶はちょっとしたプレゼントに最適。(この日自分用には「凍頂烏龍茶」を購入。)今朝、ただ差し上げるのはつまらないので、お茶にそえて贈ろうと、行きの地下鉄でひさしぶりに句をひねる。


支那青茶(しなせいちゃ)呵々と笑ひてあらまほし
支那青茶腸(わた)を洗ふが如くなる
あさましき世の外に出づ支那青茶
青茶一服曠野に立ちて遠山望む (めちゃ字余)    白鴉亭(はくあてい)



台湾は「支那」じゃあないかも。それに今は「支那」の字は不適切なんでしょうね。音が綺麗でいいんだけど…。仏語では「シーヌ」ですよね…。「白鴉亭」の号は、ふと思い出して、亡父が書に用いていた名をいただいてしまった。二代目ということで。下手であっても、句をひねる作業はすごーく脳にいいみたいだ。四句できて地下鉄を降りるころには、たいへんさっぱりした心持ちになった。