塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

見るともなく

見るともなく見ている「役者魂!」。それほどおもしろくないのだが、元小劇場の役者であるプロダクション社長という役を香川照之がやっていて(静ドンファンなもので。なにやっても見せる香川さん。流石。)、それが見どころと言えば見どころ。六平太よりこっちのほうがイイ。今日も、藤田まことに叫ぶように語るシーンは、役者香川照之の真情があふれているように感じられ、おもしろかった。それから、アントーニオ役富岡晃一郎の、テレビの画面ではちょっと浮くくらいな舞台っぽいテンションのおねえ喋りもおもしろい。それにしても、老シェイクスピア俳優役の藤田まことはなんだか物足りない。これが緒形拳だったらずいぶん見応えがあるだろうなぁ。松たか子も、両親を事故で亡くした役としては、なんだかなー。ふかっちゃんとかの方がリアリティあったんじゃ。