2008-07-07 埋葬 雑記 お世話になった方が亡くなると、その部分の自分の過去が埋葬されていくようだ。葬儀での涙はその方のためというより、死にゆく自分の過去を悼んでいるような気もする。そうやって人は少しずつ死んでゆくのか。 誰をかも知る人にせむ高砂の松も昔の友ならなくに というほどの境地にはまだいたったてないものの、その心に親しみを覚えるようになった。 まあ今は ながらへばまたこのごろやしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋ひしき といったところか。