塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

カエターノ・ベローソ

キタラで少年少女の合唱を聴く。
わたしはクラシック聴きではないのであまりいく機会がないが
キタラにいくたび税金のことをかんがえる。
ここに来ない人たちには還元されてないぜ。



少年少女の歌う歌、とくに現代の日本の合唱曲はやっぱりいけない。
音も言葉も中途半端で姿が定まっていなくて美しくない。
一番よかったのは、ヨハン・シュトラウス皇帝円舞曲だ。
やはり時を経て残っているものは、姿がきちっとしていて美しい。
少年少女自身の選曲で、カーペンターズなども歌ったが、
リズムののりが悪いのと英語の発音がさっぱりだ。
日本の英語教育ってひどいね。
歌っている子どもたちは一生懸命で
それはそれで心をうたれるが
やはり音楽としてはきついものがある。


そんなこんなで風邪をひいていたので早く帰るつもりだったが
すすきのに出ずにはいられなくなった。
六時ころで開いていそうな店もない。
TOTTIにいき十蘭堂に行き、すべてしまっていて彷徨っているうちに
パイネポーの新江ちゃんと遭遇。ラッキー。
「釧路」で一緒においしい魚で一杯。
ハタハタの煮付けにタラの昆布じめ。
そのあとパイネポーをあけてもらって二杯。
すてきな曲がかかっていて、
ニーノ・ロータみたいだね」といったら
カエターノ・ベローソというブラジルの大御所が
フェリーニジュリエッタ・マシーナにささげた
オマージュのアルバムだった。
ものすごくよかった。
これが音楽だよね。