カエターノ・ベローソ
キタラで少年少女の合唱を聴く。
わたしはクラシック聴きではないのであまりいく機会がないが
キタラにいくたび税金のことをかんがえる。
ここに来ない人たちには還元されてないぜ。
少年少女の歌う歌、とくに現代の日本の合唱曲はやっぱりいけない。
音も言葉も中途半端で姿が定まっていなくて美しくない。
一番よかったのは、ヨハン・シュトラウスの皇帝円舞曲だ。
やはり時を経て残っているものは、姿がきちっとしていて美しい。
少年少女自身の選曲で、カーペンターズなども歌ったが、
リズムののりが悪いのと英語の発音がさっぱりだ。
日本の英語教育ってひどいね。
歌っている子どもたちは一生懸命で
それはそれで心をうたれるが
やはり音楽としてはきついものがある。
そんなこんなで風邪をひいていたので早く帰るつもりだったが
すすきのに出ずにはいられなくなった。
六時ころで開いていそうな店もない。
TOTTIにいき十蘭堂に行き、すべてしまっていて彷徨っているうちに
パイネポーの新江ちゃんと遭遇。ラッキー。
「釧路」で一緒においしい魚で一杯。
ハタハタの煮付けにタラの昆布じめ。
そのあとパイネポーをあけてもらって二杯。
すてきな曲がかかっていて、
「ニーノ・ロータみたいだね」といったら
カエターノ・ベローソというブラジルの大御所が
フェリーニとジュリエッタ・マシーナにささげた
オマージュのアルバムだった。
ものすごくよかった。
これが音楽だよね。