塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

ロバート・マックロスキー「ゆかいなホーマーくん」

ゆかいなホーマーくん (岩波少年文庫 (017))
小学校低学年の頃だったか、叔父がプレゼントしてくれた。
ふるきよきアメリカのかおり。
でもホーマーくんの名前の由来は、偉大なギリシャの詩人ホメロス
アメリカの田舎町のささやかながらも偉大な叙事詩といったところか。
この物語、印象的な部分はどこかメカニックがからんでいる。
ホーマーくんの作るラジオ。
ドーナツ自動製造機。
組み立て式の家。
特にドーナツ製造機の挿絵はみるたびわくわくした。
昔、駅やデパートに「とうまん」製造機をもっと複雑にしたようなもので
生地からドーナツがあげられるまでがなんともおもしろい。
ぜひ一度このページを見てください。
で、このマシンがこわれちゃってとまらなくなっちゃう。
ドーナツが限りなくつくられる。すごい。
町の人たちががぶがぶコーヒーを飲んで食べまくる。
ツインピークス」の時のチェリーパイじゃないが
ホーマーくんを今読んだら、絶対コーヒーとドーナツが欲しくなるだろう。