塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

新日曜美術館「OTAKU:人格=空間=都市 展」

ベネチア・ビエンナーレの「OTAKU:人格=空間=都市 展」の放送を見た。なんとも強烈だった。「萌え」を「未来に対する欲望をバーチャルなものに対する恋情に変換した」というような説明であった。そして「わび」「さび」の美意識と同じラインで並べていた。「わび」「さび」には「恋情(性欲)」はないような気もするが…。「おたく」の個室をそのままミニチュアにした展示もあった。その「多様性」が語られていたけれど、放送されていた今のコミケの状況を見ると、初期のコミケと比べて「多様性」よりは「均一性」を強く感じるのはわたしだけか? 斎藤環さんが出ていた。やはり著書を読んでみようと思った。
http://www.jpf.go.jp/venezia-biennale/otaku/j/tourent1.html


ところで、「おたく」をその身体性において客観的に捉えたものとして、ドランクドラゴンのいくつかのネタはかなりおもしろいと思う。