塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

マイケルさんのスープカレー

http://www.sapporolife.com/lab/0110/index2.html
先日のAND公演「ROMAN」で食べ損ねたマイケルさん(ROMANでは幽霊役)の店の場所をヨヲコちゃんに電話で聞いて行く。探しあぐねてしばし寒風の中をさまようも、なんとか見つけ出す。1丁間違っていたみたい。こじんまりした居心地のいい店で、マイケルさんにお会いする。舞台では本当にインパクトのある役者さんだが、ここではさわやかな青年店主であった。おいしい角煮スープカレーとワインをいただく。一緒に行ったおともだちはベジタボルカレー。これで十分おなかいっぱいだがいろいろトッピングもできるようだ。野菜は富良野から。おいもは美瑛のものだそうだ。辛さ1を頼んだが、わたしにはしっかり辛かった。6月にはリニューアル、いろいろ計画もあるとのこと。そのときにまた行ってみたいな。その後また十蘭堂に行ってしまった。ジントニック3杯で激しく長居する。昨日はやむやでライブがあったらしくにぎわっていた。カウンターのみんながそれぞれおしゃべりしているとき、カウンターの中で腕を組み端座瞑想する小磯君のたたずまいはあやしい文士のようでとてもいい。不機嫌の時代 不機嫌からの精神史的考察 (講談社学術文庫)それにしても、仕事がはじまってからというもの、愉快に動いていた頭は腐敗しはじめている。つまらないことに気をとられすぎて、すごく空虚な感じがする。「不機嫌の時代 不機嫌からの精神史的考察 (講談社学術文庫)」を思い出す。いろいろな作家の不機嫌ぶりが時代との関係で書かれていた(ような気がする。すごく昔に読んだので忘れた。)森鴎外は死ぬ前に「ばかばかしいっ」と言ったんだっけ?。功なり名遂げた才人とは話が別だろうが、自分も人生の通奏低音はかなり長い間「不機嫌」である。それをどうごまかして愉快に行くかが問題である。