「アースダイバー」中沢新一とタイドラ
http://d.hatena.ne.jp/tatar/20050611#1118501564
tatarさん読むのはやいなー。わたしが「アースダイバー」を読みながら、ぼんやりと感じていたことをわかりやすくナビゲートしてくれました。「アースダイバー」的に読む竜二(タイガー&ドラゴン)のウラハラドラゴン考も愉快です。テクストの調子もよく、龍(ドラゴン)っぽくうねっていていい感じ。
前の龍の年に、辰年ではないけれど、龍の意匠の時計と財布(J・P・ゴルチェ)を買っていまだに愛用しています。あの頃からわたしは自分の中に龍を住まわせようと思い、ときおり臓腑の奥で小さな龍が火を噴くイメージを楽しんできました。そのイメージから生きている感じを得ようとして。今もそう。とくに歌を歌う前なんかね。だから第五章の「湯と水」で描かれた、地底をゆき、ときおり地上に噴出する龍の姿にはとても親しく懐かしい気持ちをおぼえました。地下鉄にのっている中沢さんをのことを思い出しながら、昨日は地下鉄を楽しみました。札幌の地下鉄は地上部分があるので、ちょっとまたちがう動きが味わえるし。
教授の「嵐が丘」のローホイッスルと弦はヒースの野をゆく風の龍だなー。
- 作者: 林美一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1988/07
- メディア: 単行本
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