これは小中学生から読めるわかりやすさ。むずかしいことは書いていない。仏像を美術品としてみてはいけない、仏像を見て、美しいとかどうだとかいうことは、ものとして批評することだからいけない、というひろさちやさんと、みうらじゅん・いとうせいこう仏友が対談したらどうなるだろう、と思いながら読みました。仏友組は、寝転がって仏を味わっていることもあるし、浄瑠璃寺の吉祥天なんか「ちいママ」呼ばわりですものね。それさえも愛ゆえの行為だから仏さまは許してくださると思いますが…。
仏像のなかでも、ついつい聖天(しょうてん)=大聖歓喜自在天=ガネーシャにひきつけられるわたしでした。