真夏の夜の夢

真夏の夜の夢 [DVD]

のんきでかわいいコスチューム・プレイ。ルパート・エヴェレット（オーベロン）を「アナカン」（アナザー・カントリー）以来久々に観た。あのころはうっとりしてみていたなぁ。ずいぶん時間が経ったが、そう衰えてはいなかった。妖精たちのシーンは適度な異形さとキラキラ感とがうまくミックス。インドの子どもが全身真っ青で、ヒンドゥーのシヴァ神の絵のようでおもしろかった。スタンリー・トゥッチのパックは、あれはあれでいいのだが、大島弓子のイメージが最初に来ているので、きれいな少年だとどうだったんだろうという気もする。ミッシェル・ファイファーのタイテーニアも悪くはないが、ティルダ・スウィントンでもよかった。BGMが耳慣れたコテコテのクラシックだったのはよかったのか悪かったのか。恋人たちの役者はそんなに魅力がない．ソフィー・マルソー（ヒポリタ）はやっぱり存在感がある。映画としては星ふたつというところか。

アナザー・カントリー [DVD]