塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

NHKスペシャル 五山の送り火

五山の送り火を(テレビではあるが)しっかり見たのははじめて。番組のつくりもさほどことさらなところがなく(途中のBGMはいらなかったが)、よかった。仕事を控えてざわつく気持が鎮まるようだった。また今日の午後、山折哲雄さんの本を読んでいたので、山折さんが解説をされたのもうれしかった。静かな語りだった。火がともされる前に、「今年はわたしにとっても大切な方が亡くなって…」と言われたのを聞いて、なんとなく河合隼雄さんのことかしら、と思っていたら、後半で、かみしめるように、その名を明かされたのが印象的だった。
長い歴史の中で守られてきた火の浄化の力は映像からも伝わってきた。このまちに住むkateさんが今日はつくづくうらやましかったです。同時に、浮遊するまちサッポロ、日本外日本人という感じをあらためて味わいました。(ヨサ★イ★ーラン祭はダンスコンクール、宗教的な根のなさは、「祭」と呼ぶには残念すぎるが、浮遊するまちには合っているといえるのか…。それも残念。)