飴色・冬の日
飴色・冬の日 詞曲 とりふね
飴色のお日さまがくるくる回る
冬の日ふきさらす歩道橋の上で
生まれてこのかたの不幸の数を
数えて足りない両手に笑う
無定型の欲望は名付けられぬまま
ルーティーンにくびられて痙攣の最中
物語る嘘に尾ひれがついて
勘違いの向こう岸に泳いでゆく
君の横顔はとても綺麗だけど
疾しさに暮れる涙に浸されたことがない
でもその顔がときに愛しいから
今夜今夜だけは連れて帰ろう
長過ぎる袖のセーターの糸が
ほつれてひっぱると自分までほどける
お金も言葉も浮力がついて
とりかえられないものを探すけどない
無定型の欲望は名付けられぬまま
ルーティーンにくびられて痙攣の最中
物語る嘘に尾ひれがついて
勘違いの向こう岸に泳いでゆく
君の横顔はとても綺麗だけど
疾しさに暮れる涙に浸されたことがない
でも愚かさはとときに愛しいから
今夜今夜はまだ抱いていよう