塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

歌詞

字海/tabula rasa

字海/tabula rasa 詞・曲とりふね display 渺渺と 文字の海みちる真夜中 blue moon 嫋嫋と 裳裾ひき撫でる波頭 はるかにみえる あの浮き島は この海にただひとつ のこされた tabula rasa 剥がれる意味のlayers 粉飾と偽装のcoda 騒がしいな外は 決して入れる…

石井則仁 がらんどうの庭 朽ちてなお 2021.9.28(火)@Agt 留美ととりふね 歌詞 解題

石井則仁 がらんどうの庭 朽ちてなお 2021.9.28(火) 留美ととりふね 歌詞 石井さんの屍に擬せられた身体を斜め後ろから凝視しつつ、留美さんのギターを聴きつつ、メロディーある程度可変に4曲。 留美さんとはシンメトリに座った。 石井さんの身体の形象と…

うつうつつ

うつうつつ(変成中) 詞とりふね ⓐう う う ううつ うつつ うつそみ うつらふ うつらひて ⓑうつぼぶねとや にし ひがしかぜにまかせて にし ひがし むばらうばらや にし ひがしあめにくたされ にし ひがし ちりとちりぬる ちりぢりにまなかのにはは うつの…

茂みの浮揚

茂みの浮揚 曲留美 詞とりふね (歌詞は 折口信夫 死者の書 をモチーフに) そのとき 僕は 僕を わすれた 石の柩 石の壁 つたう いくすじの水 味もなく 舌に まつわる 記憶 伝説の 剣は さびついて こぼれた これで 何が 切れるというのか かのとき かれらは…

歌詞2編 化野その弐/梅が下枝に

★化野(あだしの)その弐 Croustillant 詞とりふね そこら中が骨になる おどろけ今日も朝が来た さくらいろに色づきゆく めづらし骨のかたち あてなる骨ののはら よそごとのようにながめ わづらふ具体に サヨウナラ 踏めよサクサクサク サクサクサクサク 来…

梅が下枝(しづえ)に

梅が下枝(しづえ)に 詞・曲 とりふね あかずの間 陽炎の庭 広縁ぬるむ 風吹けば たまさか燃ゆる 埋火の恋 僻事や 入相の鐘 音の凄まじき 心もとな 寝入りの刹那 息は玉響 手鞠模様の袂を裂いて あなたにあげればよかったけれど (歌詞未完)なんにも成就せ…

塗籠亭日乗

8/10月 午前 ドラマ東京裁判 午後 仕事3/2ほどかたづく。 YOUTUBEにて國分、米津など聴きつつ歌詞書き。 化野その弐 Croustillant 詞とりふね 曲まだ 2020.11.1改 化野その弐 Croustillant そこら中が骨になる おどろけ今日も朝が来た さくらいろに色づきゆ…

塗籠亭日乗

8/8土 夢。菊水へ行くバス。乗り過ごしてわからない場所へ。 仕事。徒然など。午後アンチ・オイディプス少し眺める難し。 夜 「宮澤賢治の食卓」。 8/9日 夢。旧友出る。このところよく出る。 一つの夢から過去に見た夢の断片を思い出すことがよくある。 午…

さあかす

さあかす 詞曲とりふね 日暮れて まぐれて まだかな まだかな 宵星 影法師 まだかな まだかな 冷えて 閉ぢた ひかりの輪っか 思い出せぬ 夢を見た 春のあわい あざれて まぐれて まだかな まだかな 挿頭(かざ)して めかして そろそろ そろそろ 冷えて 落ち…

2018 とりふね東京ライブ覚書 全歌詞

2018とりふね東京ライブ とりふね (vo) with 宇波拓 (g), 遠藤里美 (acc), 山本紗織 (fl), 須川善行 (b), 北山ゆう子 (d)、ゲスト:竹田麻里絵 (p) / 滝沢朋恵 2018年8月4日(土) 会場 神保町試聴室 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-5 ビル西神田1階 ht…

アフリカ

アフリカ 詞曲 とりふね タマリンドの木 オレンジの砂州 僕に謎をかけた河 気違いになって 道に倒れても 僕を抱いてくれる河 Ah Ah Ah Ah チョウチヨの君を捕まえに行くよ 追いつめられてうんともがいてごらん オイルのような陽射し浴びて コイル切れた愛情…

天使の軍隊

天使の軍隊 詞曲 とりふね (前奏) 暁の魔法は終わっちゃった 眠りこけてる君 天使のビスクにひびが入る 花柄のキッチンで ママが食べてるストロベリパイ ラズベリパイ ラジオでかかってるヨハン・シュトラウス この街の地図は2枚あることを知ってるだろ 知…

茂みの浮揚

茂みの浮揚 曲・タイトル 留美 歌詞 とりふね そのとき 僕は 僕を わすれた 石の柩 石の壁 つたう いくすじの水 味もなく 舌に まつわる 記憶 伝説の 剣は さびついて こぼれた これで 何が 切れるというのか かのとき かれらは 僕を 繫いだ 過剰な 声 たか…

特別ホテル

特別ホテル S.ゲーンズブール あやしい訳 とりふね 56 57 58 まあいい X通りだ ドアをノックするなら 最初に1度 続けて3度 開かれたドアから中へ ひとりで ときどきはふたりで 出迎えたメイドは 一言もしゃべらず 君が先に行く 階段をのぼり(くだり?) おわ…

ポラタヤ水の恋唄

ポラタヤ水の恋唄 曲 今井大蛇丸 詞 とりふね とぎれぬ水の 歌がきこえるよ なつかし水の 歌がきこえるよ あなたの胸 熱く わたしの指 さまよいさえずる しののめの光 山の端(は)にさすよ しののめに誓う 愛(は)しきくちびるよ うすべにに 染まる わたし…

りんご

りんご 今井大蛇丸 曲 とりふね 詞 らせんの夢を 果てしなく降りて 夜毎に君が立つ もう一つのリアル 古い神様に 裁く力もなく ため息を抱いて 値踏みされるのを待つ 死にゆく恋を 八つに切り分け 優しく埋めた 光る泥の中に 罪を知らない 左の手首だけが 明…

Apple Disaster F.H.C.の数え唄

Apple Disaster F.H.C.の数え唄 さよなら三角 左手に四角 君の視覚の 救いのない死角 忍び寄る刺客 その手にメッキーのナイフ 鍍金(メッキ)済み五臓六腑 ろくでもない死に方 七草ハッパ 昏いは冥途 冥途の森は み吉野の 象山木末(きさやまこぬれ) ここだ…

さらっていってよ ピーター・パン

さらっていってよ ピーター・パン 詞 別役実+とりふね 曲 とりふね 子ども時代に 別れを告げる パパにもママにも 内緒の夜だ 帳(とばり)のゼラニウム 赫く暉け 最後にもう一度だけ あなたに会いたいの おいで ピーター・パン やって来て さらっていってよ…

虫こぶの姫

虫こぶの姫 曲F.H.C. かさいあつし 詞とりふね 演奏 かさい 留美 とりふね soundcloud.com 薔薇の葉に虫こぶ 真っ赤な宝石のようでしょう 虫こぶがわたしのおうち タマバチのおひめさま ふしぎそうな顔で のぞきこむ王子さま 哀しいことがあったのでしょう …

森のジプシーと

森のジプシーと 詞曲とりふね www.youtube.com 森のジプシーと 遊んじゃだめ 父さまがいつも 僕に言った 森のジプシーと 遊んじゃだめ 母さまは強く僕を 戒めた 森のジプシーは ジルコンの眼 草の実のビーズ つないでいたよ 森のジプシーと 遊んだら最後 狼…

濾過

濾過 filtrated petal 曲F.H.C. 詞とりふね (前奏6小節)いつの間に こんなにも 濁って しまったろう 君と僕を かき乱す dataの trash 君と僕を 腐らせる 情報の rubbishトツキトオカ 眠らずに 組み立てた device 試してみようね 試してみようよ しあわせに…

ヤコブの梯子

ヤコブの梯子 L'échelle de Jacob 曲F.H.C. 詞とりふね 演奏 かさい 留美 とりふね soundcloud.com 冷たい 石の 枕に 沈めた 頭を 突き抜け 梯子が 伸びた みるみる 空気を 切り裂き 天まで昇ってゆく 降りてくる 天使の 行列欺く 意志など 特には なかった …

大怪物リュスチュクリュ

大怪物リュスチュクリュ 詞 とりふね youtu.be C Bm-- C Bm-- C Bm-C- Bm--- さあ また夜が来た Bm- C- Bm--- 月は高く昇り G--- F#--- 地獄の蓋が開く Bm- C- Bm--- 重たくひきずる C--- Bm--- あの跫(あしおと)は G-F#- Bm--- リュスチュクリュがやって…

蜘蛛糸紡ぎ

F.H.C.の曲にも新たに歌詞を付けました。テーマは「監禁」。 蜘蛛糸紡ぎ 曲 F.H.C. 詞 とりふね www.youtube.com ここも そこも 汚点(しみ)だらけじゃないか ここも そこも 汚点(しみ)だらけじゃないか 僕のシャツが 汚点(しみ)だらけじゃないか 胸も …

スティグマϚ

スティグマϚ 詞とりふね 曲F.H.C. www.youtube.com 忘れないでね わたしのことを 午睡の夢に 女が言った 一年前に 消えた女だ 名前を 呼ぼうと したが 忘れた 女の耳は ギリシャの文字だ 帽子の陰で 微笑んだのか? 一年前の 香りの跡だ 強くたちのぼる イラ…

ツェねずみ

ツェねずみ 詞とりふね 曲F.H.C. 償うてください 償うてください 償うてください ああ 金平糖 償うてください 償うてください 償うてください 失くしたものを 手に入れたそばから こぼれてしまったのだ 目の前でみるみる くだけてしまったのだ 償うてくださ…

焚べる 

焚べる 詞とりふね 曲留美 とりふね www.youtube.com 言葉を火に焚べる 言葉を火に焚べて 溶け出す形を確かめる 惑いを火に焚べる 惑いを火に焚べて 空になったからだを鍛える ああ 萎れた この足の重さに ああ うまく 歩こうとするのは やめた 疼きを火に焚…

増殖 multiplierみゅるてぃぷりえ

増殖 multiplierみゅるてぃぷりえ 詞とりふね 曲留美 とうとうたらり とうたらり とうとうたらり とうたらり りゅうりゅうりらり りゅうりらり りゅうりゅうりらり りゅうりらり おとといの 夢の器を揺すり過ぎて 僕は こぼしてしまった 夢の蜜を とうとうた…

肋骨あばら

肋骨(あばら) 詞とりふね 曲留美 こんなに愛してしまっては わたしは何処へももどれない 峰から降りる大風(おおかぜ)が 乾いた肋骨(あばら)を吹き抜けて わたしを海に連れてきた 深い闇夜に浅く寝て わたしの鼓動は鎮まらぬ 峰に分かるる横雲の 雨が肋…

卵生の庭 LE JARDIN OVIPARE

卵生の庭 LE JARDIN OVIPARE 詞とりふね 曲留美 鉄の卵 石の卵 卵から伸びる伸びる 鉄の蔓 石の蔓 右に巻き 左に巻き 卵生の庭 弑逆の雪を割り 拒絶の土を掘れば そらいろの殻 あたらしい卵 あたらしい子ども 鉄の卵 たぎるたぎる 石の卵 みちるみちる そら…