塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

訃報 阿部謹也先生

http://www.asahi.com/obituaries/update/0909/001.html
まだ、お若いのに…。去年幼い阿部先生の写真の表紙にひかれて、自伝を買ったが、まだ読んでいない。「自分のなかに歴史を読む」「中世の星の下で」「西洋中世の男と女」など、過去に楽しく拝読した。特に「自分の…」の中の、前半、修道院での少年時代や、後半、西洋中世の音の世界(どのようにしてポリフォニーが生まれていったか)などが記憶に残っている。歴史を思うときに、そのころの「音」という要素があることをリアルに感じさせてくれた本だ。うちにあるリスベート・ツヴェルガーの「ティル・オイレンシュピーゲルのゆかいないたずら」も阿部先生訳だ。
自分のなかに歴史をよむ (ちくまプリマーブックス (15))
ティル・オイレンシュピーゲルのゆかいないたずら

阿部謹也自伝

阿部謹也自伝

中世の星の下で (ちくま文庫)

中世の星の下で (ちくま文庫)