パウル・クレー展@道立近代美術館
子どものころから、画集のなかでも気に入りだったクレー。画集で見知っていて見たかった絵はたくさんはなかったが、あのリズムと旋律の感じられる色とかたち(とマチエール)を生で見られたのは楽しかった。音楽的だと感じていたけれど、ヴァイオリンをやっていたというのを初めて知った。思いのほかはやく亡くなったことも。あれもこれも好きだが、強く記憶に残るのが「野いちご」。絵の前で笑いをこらえるのが大変だった、一筆書きのような「活気づいたものたち」。タイトルと絵の関係がおもしろすぎ。図録を買った。やはり本物とは色合いがかなりちがうようだ。