塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

片岡球子展 芸術の森

面構シリーズや、蘭陵王もよかったけれど、わたしは「浅間山」の超弩級のマグマな感じが好き。人物よりも山がエロという。たくさんの絵で緑と朱が印象的。富士のコバルトブルーもきれいだった。片岡球子ハンカチ買った。レストランに行ったらできるまで一時間待ちというので、空腹のまま野外の方へ。野外はここのところ行っていなかったので久しぶり。佐藤忠良記念子どもアトリエははじめてだった。「二歳(大)」の形がもうれつにかわいらしい。後ろの首筋のくぼみとか。相方は建物の外の「亜古」に首ったけ。野外は何回も見ているし空腹だったので全部は見なかった。しかし、大好きなダニ・カラヴァン(イスラエル)(以前彼の展覧会のときも来た)の「隠された庭への道」は抜かせない。また水場にカエルの卵もあるかなとチェック。あったあった。カップルは白のうねうねラインにのぼりたくなるらしい。写真のカップル以外もどちらか一人が必ずのぼっていた。笑。とにかくこの作品、寺社の似合わない北海道の自然の風景のなかで、ものすごく神社っぽくフィットしている。作品のつくる空間の「気」みたいなものがものすごくよくて好きだ。疲れていてよく見られなかったのだけれど葛西薫1968という無料の展覧会(羊羹のとらやとかサントリーウーロン茶のCMなどを手がけたアートディレクター)がおもしろかった。もっと計画的にやっていればもう少しじっくり見られたのだが。コンビニで食べ物を買って石山緑地で食べた。石山緑地のデザインは…うーんどうなんだろう。あまりいいとはおもえなかった。
http://danikaravan.com/

佐藤忠良「亜古」


カエルの卵。


ダニ・カラヴァン「隠された庭への道」




うねうねラインをつたい歩きするカップル。