塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

劇団AND「ROMAN」

http://www.uox.jp/and/
ひさびさにANDの芝居を見る。芝居前に前の方でマイケルさんとナガムツさんがカレーやビールを販売していた。カメイ君のゆるい前説を聞き、ビールをのみながらゆるい気分で観劇。Tシャツなどに赤いペンキを塗ってバックにたくさん吊るした美術がキレイ。DM、チラシのコラージュもそうだが、色彩感覚が好き。ANDの言葉は、オサナゴコロのつぶやきといたいたしさとロックな悲鳴のコラージュ。浮かんでは消えるアブクのようだ。車掌さんの(ふるさとたかしさん)衣装と演技がおもしろかった。長流3平さんもよかったし、パパ役すがの公さんは巧かった。ナガムツの芝居はANDのときが一番好きかも。(ヨヲコちゃんは出番がすくなかった。)全体の雰囲気や意味の分からなさ加減は嫌いじゃないけど、芝居全体としては子どもっぽい感じだけになってしまったかしら。(完全ヴァージョンを見ていないで、言いづらいが。)わりとあっけなく終わった。*1後半の完全ヴァージョンまでは、待ち時間が長くきついので、あきらめて出る。


リニューアルした十蘭堂は、サロン・ジュランという感じで落ち着いた。赤い光の中、マスターが着物姿に水牛のパイプをくわえて、みんなとお話し。絵になっている。KYさんの誕生日ということで、おめでとうのほんわかしたムード、いい感じに小さいライブスペースになっていた。エビだしの鶏と竹の子のスープがおいしかった。その後、T店に行き、そこからJさんを連れて、G店へ。ママに「カモメ」(寺山修司・浅川マキ)を歌ってもらった。ママの「カ~モメ カ~モメ」のルフランはすてき。その後、このごろ十八番となった「人形の家」(弘田三枝子)を歌い倒す。この曲は自分の声に合っているようだ。

*1:フォローしておくと、それでもANDの芝居はまた観てみたいと思わせるものがある。カメイ君の声も好きです。