塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

ダリ展

木曜はダリ展。ほんものをみられたことはよかったが、おさないころ美術全集でくり返し見て強い印象を受けた作品がまったくなく、ものたりなさを感じた。「記憶の固執」とか、「ザクロの周りを蜂がとんで…」とか、「秋の人肉喰い」とか「ポルト・リガドの聖母」とか。初期の作品は繊細でなんとなくさびしい気持にさせた。遺作となった「燕の…」の捨象されたかろやかさが好きだった。はがき数枚とダリのミニボトル香水「DALIMIX」とマグネットを買う。ダリと関係ないが、ショップで、オディロン・ルドンのトートを見つけ、安いので買ってしまった。買いながら、わたしはダリはそれほど好きじゃないかも、と思った。おもいのほかエロスがない。ルドン展とか来ないかしら。8月後半から、芸術の森澁澤龍彦展がある。できれば行きたい。金子國義とか四谷シモンの作品が見られるかな。