茂みの浮揚
茂みの浮揚 曲留美 詞とりふね
そのとき 僕は 僕を わすれた
石の柩 石の壁 つたう いくすじの水
味もなく 舌に まつわる 記憶
伝説の 剣は さびついて こぼれた
これで 何が 切れるというのか
かのとき かれらは 僕を 繫いだ
過剰な 声 たかくひくく 重なり
それで 何が 切れるというのか
こうこう したしたした
こうこう したしたした
そこに何が読めるというのか
刑場へ ひかれてゆく 僕の あしうら
わずかに 浮揚して 滑るように すすんだ
それで 何が 贖えるとというのか
こうこう したしたした
こうこう したしたした
池の対岸 茂みの向こうで
あなたは 本当は 泣いていたのか
それで あなたは 気が済んだのか
歌詞2編 化野その弐/梅が下枝に
★化野(あだしの)その弐 Croustillant 詞とりふね
そこら中が骨になる
おどろけ今日も朝が来た
さくらいろに色づきゆく
めづらし骨のかたち
あてなる骨ののはら
よそごとのようにながめ
わづらふ具体に
サヨウナラ
踏めよサクサクサク
サクサクサクサク
来るべき世に
組みあがる
目にも新しきスキーマ
そこら中が骨になる
おどろけ今日も風が吹く
さくらいろにまろびつどふ
めづらし骨のあそび
あてなる骨のほかひ
くろぐろ夜のdésir machine(デズィール・マシーヌ)
わづらふ器官に
サヨウナラ
踏めよサクサクサク
サクサクサクサク
来るべき世に
組みあがる
目にも新しきスキーマ
★梅が下枝(しづえ)に 詞とりふね
あかずの間 陽炎の庭
広縁ぬるむ
風吹けば たまさか燃ゆる 埋火(うづみび)の恋
僻事(ひがごと)や
入相(いりあい)の鐘
音(ね)の凄まじき
心もとな 寝入りの刹那
息は玉響(たまゆら)
手鞠模様の袂を裂いて
あなたにあげれば
よかったけれど
うかうかと
こぼるる言(こと)の
葉裏あやなし
ほどろほどろ
解けゆく水の
ゆくへ知られぬ
なんにも成就せぬままに
過ぎにけらしな
ななとせむつき
木末隠(こぬれがく)りて
鴬鳴くも
梅が下枝(しづえ)に
影朧(おぼろ)
歌詞2編 化野その弐/梅が下枝に
★化野(あだしの)その弐 Croustillant 詞とりふね
そこら中が骨になる
おどろけ今日も朝が来た
さくらいろに色づきゆく
めづらし骨のかたち
あてなる骨ののはら
よそごとのようにながめ
わづらふ具体に
サヨウナラ
踏めよサクサクサク
サクサクサクサク
来るべき世に
組みあがる
目にも新しきスキーマ
そこら中が骨になる
おどろけ今日も風が吹く
さくらいろにまろびつどふ
めづらし骨のあそび
あてなる骨のほかひ
くろぐろ夜のdésir machine(デズィール・マシーヌ)
わづらふ器官に
サヨウナラ
踏めよサクサクサク
サクサクサクサク
来るべき世に
組みあがる
目にも新しきスキーマ
★梅が下枝(しづえ)に 詞とりふね
あかずの間 陽炎の庭
広縁ぬるむ
風吹けば たまさか燃ゆる 埋火(うづみび)の恋
僻事(ひがごと)や
入相(いりあい)の鐘
音(ね)の凄まじき
心もとな 寝入りの刹那
息は玉響(たまゆら)
手鞠模様の袂を裂いて
あなたにあげれば
よかったけれど
うかうかと
こぼるる言(こと)の
葉裏あやなし
ほどろほどろ
解けゆく水の
ゆくへ知られぬ
なんにも成就せぬままに
過ぎにけらしな
ななとせむつき
木末隠(こぬれがく)りて
鴬鳴くも
梅が下枝(しづえ)に
影朧(おぼろ)
梅が下枝(しづえ)に
梅が下枝(しづえ)に 詞・曲 とりふね
あかずの間 陽炎の庭
広縁ぬるむ
風吹けば たまさか燃ゆる 埋火の恋
僻事や 入相の鐘
音の凄まじき
心もとな 寝入りの刹那 息は玉響
手鞠模様の袂を裂いて あなたにあげればよかったけれど
(歌詞未完)
なんにも成就せぬままに 過ぎにけらしな ななとせむつき
木末隠(こぬれがく)りて
鴬鳴くも
梅が下枝(しづえ)に
影朧(おぼろ)
塗籠亭日乗
1/16 ハワーズ・エンド読んで小説の記憶の新しいうちに映画鑑賞。もちろん小説の細部の厚みは望むべくもないが、映画は映画で美しく味わい深かった。特にルース・ウィルコックス役のヴァネッサ・レッドグレーヴがすっばらしい。ルースの魂が感じられなければあの話は成立しないのだものね。ゲニウス・ロキ。若きヘレナ・ボナム=カーターはなんと留美さんにそっくりということで意見が一致。(声も低い。)映画はほぼ30年前の作品。小説は1910発表。フォースター31歳の作品。成熟しきってる…。
のろのろ読んでいた 大鏡 全現代語訳読了。愉快なところもいろいろ。共通テストは栄花物語が出たな。
1/17 映画 チューリップ・フィーバー 株の語源は。