塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

映画

いのちの戦場-アルジェリア1959-

デリダの「言葉を撮る」を読んでいたが、読みづらくてすぐに居眠りしてしまった。付録のDVDは出身地であるアルジェリアでも撮影されていたということで、眠気覚ましにアルジェリアで検索していたらこのような映画が上映されていると知った。こちらでは4月の…

デリダ 異境から

先日買った本に付いていた映画。タイトルのD'ailleurs, Derrida は「よその場所から」という意味にもなるが、「さらに」「それに」「そのうえ」「そもそも」という意味でもある。本をよんでもわからないものが映像で断片的なことばでわかるはずもないが、そ…

I Come with the rain  Je viens avec la pluie

「ノルウェイの森」を読み終わって、ちょっとうろうろしていたら、木村拓哉出演のトラン・アン・ユン監督のトレイラーに遭遇。きれいな人が出ていると思ったら、「インファナル・アフェア」のショーン・ユーだった。この映像の中では、木村拓哉もかなりすて…

のだめカンタービレ 2本続けて映画化

複雑だ。玉木宏君の器量が痩せてあきらかに落ちているからなあ…。スペシャルドラマも映画ももっとはやく作ってくれたらよかったのに…。 http://www.sanspo.com/geino/news/081210/gnj0812100506016-n1.htm

トウキョウソナタ

どこを見ても褒め言葉ばかりだが、わたしは(キュアとかすきだったので。期待しすぎたか?)なんだかなー、だった。必ずしも映画にリアリティをもとめるものではないが、この映画にはもっと重たいリアルがほしかった。キョンキョン、女優としての魅力は大きい…

たみおのしあわせ

みてから日が立たつけれど書いておこう。タイトルからイメージしていたほのぼのした話ではなく、岩松了の脚本はそうとうキッカイ。ラストには口あんぐり(悪い意味ではない)。映画というより芝居を見ているような気分で楽しんだ。なにせ怪優ぞろいだ。オダ…

グーグーだって猫である

グーグーだって猫である オリジナルサウンドトラックアーティスト: サントラ出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント発売日: 2008/08/27メディア: CD購入: 1人 クリック: 34回この商品を含むブログ (36件) を見る午後、先日映画を観たあ…

ダウン・バイ・ロー

ジム・ジャームッシュの「ダウン・バイ・ロー」を観る。過日観た「ストレンジャー・ザン・パラダイス」もそうだったが、映画通の人が好むのであろう鋭く美しい、それゆえ生々しいモノクロの画面は、わたしには緊張度が高すぎて観ていると息苦しくなる。トム…

ポニョる 崖の上のポニョ アニマシオ〜ン

興味津々だったので、さっそくポニョってきました。うわさにたがわず、すごかった。というかなにやらえらいことが起こっていた。どどーんばばーんとせまる画面は、監督の思い通り、アニメーションの原点に回帰しているという感じがしましたし、それだけでは…

ポーニョポーニョポニョ

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_fb6c.html このエントリを読んだら観に行きたくなっちゃう。「ねじ式」大好きで、「もののけ姫」のラストが気に入らなかったわたしとしては、悪夢が悪夢のままで終わるのは大歓迎だなー。

ゲド戦記

噂には聞いていたが、おもしろくなくて途中で寝てしまいました。あれは宮崎父も残念でしたでしょう。

「狩猟と編み籠」読後

中沢新一の「狩猟と編み籠」を読んだ後(いつものようにぼんやりあたまには未消化だが)に芝居や映画を観たら、頭が狩猟と編み籠になっていた。映画は表現としては若いけれど宗教の構造とそっくりですよ、という本。読みながら坂口安吾の「文学のふるさと」…

ベルヴィル・ランデブー

先日購入したシルヴァン・ショメの「ベルヴィル・ランデブー」を観る。キャラクターのデフォルメされた姿は毒々しいほどだが、押さえた色調により洗練された美しいものに感じられる。なんといっても音楽が魅力的。典型的なシャンソンは哀切で、三婆が冷蔵庫…

スワンの馬鹿!

映画ではないが

気になる松尾スズキの

11月以降、気になる芝居2本と、オダジョの映画(「転々」「たみおのしあわせ」これは必須)2本が控えているので、観に行けるかわからないが、相当気になる「クワイエットルームにようこそ」。閉鎖病棟の話。まあ、いうたら蒼井優目当て。こないだケーブルで…

ひめゆり

ひめゆり学徒の方の当時の写真が写され、その後現在の映像と静かな語りがBGMなしで積み重ねられてゆく。合間に米軍の記録フィルム。静かに語られる惨状は想像を絶する。語りの途中不意に訪れる沈黙。沈黙の後に続くことばにこみあげるもの。見て、知ることが…

サッドヴァケイション

水曜日に観る。基本オダジョ目当て。でも、やはり浅野忠信はスゴかった。石田えりはスゴい感じは出ていなかったが、あいかわらずかわいかった。釣りバカ日誌は石田えりがよかったよなー。オダジョはオダジョ。階段で宮崎あおいに絡むシーンのオダジョの足が…

さぶちゃんジャンゴで紅白お願い

貼りつけばかりで能がなくて失礼します。覚えて、今度カラオケでうたっちゃおー。 ジャンゴ〜さすらい〜北島三郎

ジャンゴ

先週スキヤキウエスタンジャンゴ観ました。酷評が多いようですが、わたしは話のくだらなさっぷりも含めて好きでしたよ。笑いもありでした。なんといっても好もしい俳優ぞろいで…。美しい衣装を美しい俳優が着て血にまみれる様は「お耽美」です。伊勢谷友介も…

観たいもの 「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」その他

今俄然観たいのが「ジャンゴ」ですね。 そのた「サッド・ヴァケイション」「シッコ」「インランド・エンパイア」「魔笛」など。あ、「ミス・ポター」も。さてどれくらい観られるか。 http://django-movie.com/main.html

ここ半月 澁澤龍彦 幻想美術館など

映画「夕凪の街 桜の国」は原作よりもおそろしい感じはなかったが、原作を丁寧になぞっていてよかった。麻生久美子が美しく悲しかった。 芸術の森、「澁澤龍彦 幻想美術館」はよかった。内外の興味深い作品や、澁澤と友人たちの写真などを興味深く見た。おり…

ボンボン ほか

http://www.bombon-movie.com/ 金曜、午後から映画「ボンボン」を二人で。時間と気分の都合で、「パイレーツ」をやめ、「家鴨と鴨」をやめ、「ボンボン」を見ることに。ゆるいのんきな作りで大感動はない。しょんぼりな人生の映画は、場合によっては人をさら…

訃報

イングマール・ベルイマン。学生時代好きで見た三人の監督が、ヴィスコンティ、フェリーニ、ベルイマン。あの頃見たのでは「叫びと囁き」が印象に残っている。冷たい土の中に熱くどろどろした血が流れている、というのがベルイマンの作品から受けた感じだ。…

キサラギ

週中に観る。大変楽しめたが、はじめ、それぞれの台詞がぎこちない感じがした。とくにユースケ・サンタマリアの口のまわらなさが気になった。それから、あれを映画で撮る意味は、半分ぐらいわからない。テレビドラマや小劇場も似合いそうだ。やっぱり香川照…

フェリーニ「ボイス・オブ・ムーン」(ラ・ヴォーチェ・デラ・ルナ)

人に貸そうかと思って、内容を確かめるべく見かえしてみた。フェリーニの遺作でロベルト・ベニーニ主演。見かえしてわかったが、これは巨匠の遺作ながら、壮大なる駄作だ。ところどころひびくところはあるのだけれど。他人に貸してつらい時間を強要するのは…

今月できれば行きたいものの予定

かなり興味ある映画「キサラギ」。 http://www.kisaragi-movie.com/ パイネポーのフロアパーティ。 それから、贔屓の女優長睦さん出演のお芝居「ブレーメンの音楽隊」。百瀬君とやるのね。レッドベリーとATTIC、日にちは早めの方がいいかな。 http://www.gah…

そして夏がきた

時効ファンとしてはこちらはとても楽しみですね。 とくに原田芳雄とオダジョの父子、ほんとに楽しみな組み合わせ。 http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=8265

ロスト・イン・トランスレーション

遅ればせながら観た。日本語がわかるにもかかわらず、とりまく会話や看板がひどい違和感をもって迫ってくる感じを少しだけ感じる。自分が街なかを歩く時常にある圧迫感、巨大で見知らぬものに取り巻かれている不快感に通じるもの。スカーレット・ヨハンソン…

オレステス

昨日と今日でお借りした映画2本と舞台「オレステス」とついでに手持ちの「ヴィトゲンシュタイン」を復習。映像ばかり観ていてちょっと気持悪い。 「オレステス」、生で見たらそうでもないのだろうが、切れ目のない慟哭調に飽きてねむくなる。コロス、もっと…