塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

2008-01-01から1年間の記事一覧

縄文と岡本太郎

http://www2.tamabi.ac.jp/cgi-bin/iaa/article.php?id=37 いいなあ。中沢新一に赤坂憲雄。東京に住みたいとは思わないけど、こういうのにさくっと行けるのはいいよねえ。誰か行った人レポートしてほしい。

夢の憂き端

「思いつつ」ではないのにね。「夢と知りせば」。「夢てふものは」。 J'ai re^ve´ de toi cette nuit. Tu as approche´ pre`s moi. Ensuite tu m'as dit quelque chose. Quand je m'ai reveille´ , j'entendais les gouttes de pluie. (うーむ文法がよく…

中沢新一 ミクロコスモスI ミクロコスモスII

去年買って積ん読だったのをゆるゆる消化。いろいろな短い文章で読みやすい。「精霊の王」「緑の資本論」「アース・ダイバー」「カイエ・ソバージュ 対称性人類学」などのエッセンスが随所にあり、平易な言葉で語られているのでうれしい。中には、切り抜きで…

ダウン・バイ・ロー

ジム・ジャームッシュの「ダウン・バイ・ロー」を観る。過日観た「ストレンジャー・ザン・パラダイス」もそうだったが、映画通の人が好むのであろう鋭く美しい、それゆえ生々しいモノクロの画面は、わたしには緊張度が高すぎて観ていると息苦しくなる。トム…

折口信夫 いきどほる心

折口信夫――いきどほる心 (再発見 日本の哲学)作者: 木村純二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/05/27メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (9件) を見る読了。いかにも学者さんの論文という、わたしにとっては固い本で草臥れた。…

レオナール・フジタ藤田嗣治展

きのう道立近代美術館で。どこかで見たことあると思ったら、漫画家の宮西計三の絵に似ているのだった。中に好きなものはあったが全体的にいうとそれほど好きではなかった。エル・グレコ(マニエリスム)がダメなんだけど、「嫌い」具合があれに近い。裸体に…

ポニョの講義

中沢新一先生、もうポニョで講義なさっていたのね。崖だし、神話だし、対称性だし、中沢先生の本を映画にしたみたいなところがありますものね、 http://www2.tamabi.ac.jp/cgi-bin/iaa/article.php?id=29

ポニョる 崖の上のポニョ アニマシオ〜ン

興味津々だったので、さっそくポニョってきました。うわさにたがわず、すごかった。というかなにやらえらいことが起こっていた。どどーんばばーんとせまる画面は、監督の思い通り、アニメーションの原点に回帰しているという感じがしましたし、それだけでは…

OKUJOで演奏した曲

先日の劇団アレフの上映会で、はるか昔の自分の歌を聴きました。やはり若いので高音部に透明感があり、寒いビルの屋上とは思えないほど発声に余裕がありました。若いってすばらしい。ぜんぜん緊張もしていないようにきこえました。しみじみメモワール。音楽…

切羽へ

でもって「切羽へ」を読み終わる。2時間スペシャルドラマかミニシアターでかかっている映画を観ているような感じでした。Dr.コトー診療所スピンオフみたいな。形にならない感情を積み重ねて最後まで静かに持っていくところが巧みなのでしょう。こういうのが…

雨の名前

今日の雨はいい。この時期のこの温度の雨に名前はあるのだろうか。しりたい。所用で出て、おもいのほかもくろんだこともすすんだので、かえりキノによって、たまに一人で映画でもと思ったが、さすがに時間を見ないでいったため、ちょうどいいのがなく断念。…

モノクロフィルム視線追うている夏 炎昼に籠る部屋低温の恋 白鴉亭

OKUJO

その昔バンド(というか楽隊というか)で出演したデパートメントシアターアレフの「OKUJO」の上映会が明日土曜日澄川のラグリグラ劇場であります。自分も当時の姿を見たことがないので楽しみです(といっても映っているのかな。)。詳細はWAKOさんのブログで…

ブログの視線 透き見のこと

ものを書くときに読み手について思わずにはいられないだろう。アルファブロガーというような人々は、もう、おおやけに出版される本を書くのとかわりないだろうが、ほとんど日記帳に準ずる覚えのようなかたちで書いてはいても、ほんの少しだけの読み手のこと…

百日紅

北海道ではみないよね。 君も見るスクリーンの上百日紅 ふりむきて吾(あ)に告げし名や百日紅 明くる朝その名知らるる百日紅 白鴉亭 以上。

ふぇーびっくりした

昨日おもしろいと書いた本の翻訳者の精神科医の人、人を殺していました。ものすごくびっくりです。こんなこともあるんだなぁ。どんなことでもおこるんだなぁ。なんだか悲しいです。 46歳精神科医師 28歳婚約者を殺害 1 名前: 卵の名無しさん 投稿日: 02/12…

ポーニョポーニョポニョ

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_fb6c.html このエントリを読んだら観に行きたくなっちゃう。「ねじ式」大好きで、「もののけ姫」のラストが気に入らなかったわたしとしては、悪夢が悪夢のままで終わるのは大歓迎だなー。

日照時間は

日照時間はみじかくなりつつあるのに。溜息は下におちる。気分は「人をも身をも」である。そういう気分をまだまだ味わい尽くす気でいる。ガチで「逢う」てはいないのだけれど。我物語すべからましかば。 あるテレビ番組のテキストを読み終えて、さて、つんで…

検索ワード

おおおお、「テス+キリスト教」で検索がかかっているぜ。もしや存じ上げている方ではございますまいか。どうだろう。そうでしたら、ハンドルネームでコメントくださってもかまいませんが。ほほほ。

ゲド戦記

噂には聞いていたが、おもしろくなくて途中で寝てしまいました。あれは宮崎父も残念でしたでしょう。

オダギリジョーが陽水に、「傘がない」PV出演

http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK200807090008.html みーはーなことですが、そのPVが欲しい、ぜひ欲しい。

埋葬

お世話になった方が亡くなると、その部分の自分の過去が埋葬されていくようだ。葬儀での涙はその方のためというより、死にゆく自分の過去を悼んでいるような気もする。そうやって人は少しずつ死んでゆくのか。 誰をかも知る人にせむ高砂の松も昔の友ならなく…

「狩猟と編み籠」読後

中沢新一の「狩猟と編み籠」を読んだ後(いつものようにぼんやりあたまには未消化だが)に芝居や映画を観たら、頭が狩猟と編み籠になっていた。映画は表現としては若いけれど宗教の構造とそっくりですよ、という本。読みながら坂口安吾の「文学のふるさと」…

開花状況

ソフィーズ・パーペチュアルは桜の根元でたくさん花をつけた。グラハム・トーマス、アンジェラ、カクテル、マジェンダ、ムタビリス、ラジオ・タイムズ(虫害あり)、ポルストン・ジャーナン、開花。ノーブル・アントニーが思いのほか強い姿になり、あでやか…

夏至

満月のあとの夏至である。ANDを観に行く。その後食事と酒。絶対に成就せぬ恋がたかまる。諦めることが、本義である「あきらむ」(明らかにする)ことにむかって成就するか。老いゆく時間は残酷に流れて、美しいものを見続けることは甘美に苦しい。眼と耳は罪…

重心は外へ

ある本の中からメモ。 「音は重々しさからも重心からも離れてはいない。重心はさらになお低いところ、ピアノの側にあった。ずっと低く、まるで外部にあるかのようだ。エクスタシーとは重心をもたぬことではなく、重心が外部にあることなのだ。」 辞書で。 ec…

爆笑レッドカーペット

二回みょーちゃんを見たのですが、もう一回見たいのです。今夜当たり出ないでしょうか…。 http://www.woopie.jp/video/watch/e1f56cde1b2f169be74f7728cfe0b50b 出なかったなー。でもジョイマンを見られたのでよかったです。

雑草ガーデニング

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2007/06/post_8525.html おお、ものぐさに心強いエントリ。ここ一週間で、うちは既に雑草園。コンフリーの成長の早いことといったら!!

玉木宏のMW

http://cinematoday.jp/page/N0014047 手塚治虫原作の「MW」が玉木宏主演で映画化される。ものすごく合っていると思う。最初に本が出た時(大昔じゃん)買っていたもので、おおっあれをやるとはまさか、と思ったが、どうもホモセクシュアルの部分は描かない…

薔薇咲く

ソフィーズ・パーペチュアルとロサ・ピンピネリフォリア咲いた。例年より早くないかな。牡丹・モンタナ盛り。そして庭の雑草成育中。職場の庭にも去年薔薇が2本植えられた。植える時本を貸したのは私。きょうチェックしたらつぼみあり、やったー。