塗籠日記その弐

とりふねです。ときどき歌います。https://www.youtube.com/user/torifuneameno 堀江敏幸・宮城谷昌光が好きです。

2006-01-01から1年間の記事一覧

ノーベル文学賞

ストイックすぎる健康的な生活や、音楽への蘊蓄や、おしゃれすぎる料理のレシピにときどきうんざりはするものの、それから「海辺のカフカ」では、「もういいよ、わかったよ」的な思いをもったものの、村上春樹がノーベル文学賞を逃したのは、「風の歌を聴け…

「アンフェア」

裏金作って警察でクーデターってあんまりにも荒唐無稽では…。また、ラストで力が抜けてしまった…。途中まではいいんだけど。せっかく夜更かししたのに…。OTL。

蜷川版ロミオとジュリエット

先日、藤原竜也の話がでたものだから、買って観ていなかったDVDのロミジュリを観る。やっぱり藤原竜也はすごい。すごすぎる。舞台であれだけの台詞を怒濤のようにしかしクリアに吐きつつ、あれだけの感情を溜め込み放出しつつ、あれだけ身体を動かせるなんて…

イザナミとイザナキ 千年王國

とてもすばらしい立派なお芝居。計算されつくした演出。音の楽しみ。橋口さんのエロティシズムは豪快な力技だ。 すばらしいのだが、自分が古事記の最初の方を好きで繰り返し読みすぎたせいか(過去に歌にしてライヴでやったりもして)、最後の方で観る集中力…

パウル・クレー展@道立近代美術館

子どものころから、画集のなかでも気に入りだったクレー。画集で見知っていて見たかった絵はたくさんはなかったが、あのリズムと旋律の感じられる色とかたち(とマチエール)を生で見られたのは楽しかった。音楽的だと感じていたけれど、ヴァイオリンをやっ…

劇団AND 東京OZ月光 札幌公演@コンカリーニョ

http://vas.co.jp/and/ 23日土曜の夜の部。芝居の完成度からくる満足感としては、前回のロミジュリに比べるといろいろ思うところもあるが、なんだかんだ言って、やはりANDは飽きさせない。あとから効いてくる。亀井健氏OZの、御供さん@大沢清治朗への男娼キ…

八月の蛇

新曲をupしました。昨日できて今日歌ってみた。 http://torifune.cocolog-nifty.com/1/2006/09/post_6b73.html

「サプリ」

「サプリ」のなつき役、志田未来ちゃんには、かなり釘付けだった。これからすごい女優さんになっていくのだろうなぁ。もちろん佐藤浩市にも釘付けだった。いろいろな場面で「ENJOY楽しんで!」と言いそうになる自分を抑えるのに必死である。

スマロケ祭1日目

今井大蛇丸さんのウクレレで楽しく歌うことができた。ほんとになんでも演奏できるのがすてき。ウクレレは買ったばかりはじめたばかりだそうだ。聴いてくださったみなさんとスマロケスタッフのみなさん、ありがとう。 曲目 藍の唄 大豆鼓ファームという劇団の…

スマロケ祭2日目

千幸プロデュース朗読ミュージカルを見ようと行ったが、順番が入れ替わっており、後半しか観られなかった。でも、アニーの場面が観られたからいいか。古崎さんのアニーおもしろすぎ。ゆみこさんもおとちもナイス。ゆうべのなまこさんの舞踏によるペインティ…

オダギリジョー@ギンコ 「蟲師」ベネチア映画祭

もう、イタリアの写真をアップしている方がいました。オダジョーのギンコ、きれいですね。漫画、アニメのコアなファンの人においては毀誉褒貶あるでしょうが。蒼井優は、何の役? あっ、やっぱり淡幽の役。 http://latifa.blog10.fc2.com/blog-entry-234.html…

訃報 阿部謹也先生

http://www.asahi.com/obituaries/update/0909/001.html まだ、お若いのに…。去年幼い阿部先生の写真の表紙にひかれて、自伝を買ったが、まだ読んでいない。「自分のなかに歴史を読む」「中世の星の下で」「西洋中世の男と女」など、過去に楽しく拝読した。…

雑記・脈絡なく

口が緩み、他人や自分をざわつかせるような言葉が不用意に出る時には注意と制御が必要だ。 歌の練習は楽しく、人から与えられた歌に取り組むのは楽しい。自分のものではない言葉を歌い込むうちに、はじめはわからなかった、なにか新しいものが見えてくるのは…

今井さんのHP

16日にご一緒する今井大蛇丸さん(やぎ)のHPです。「やぎ」と札幌音楽シーンの歴史がちょっとわかる。松林亜弥さんの歌う「やぎ」の曲も聴ける。 http://www.amy.hi-ho.ne.jp/dr-imai/index.html 今、今井さんの用意してくださった曲を鋭意練習中。とてもき…

スマイルロケット祭

あわあわしているうちに、もうすぐスマロケ祭です。16日土曜日の出演です。そろそろ今井大蛇丸さんと練習をしなくては。あわあわ。チケット、持ってるばかりで売っていません。あわあわ。 http://www.chiyuki.biz/smile/ スマロケ祭17日と劇団怪獣無法地帯の…

「ゆれる」

火曜、8:45のを観るということで、鑑賞前に、クスクスで穴子のフライ梅ソースなどを食し、ついでに魚沼(日本酒)などキコシメシたため、少し集中力を欠いてしまった。実際、5回ほど睡魔のため気を失った。(映画が退屈だったというのでは全くない。)にし…

「火ここになき灰」feu la cendre  ジャック・デリダ

これも(去年か一昨年か)買って放っておいたのをたまたま先週手に取って読みはじめたのだが、その日の夜からはいちいち心に触れるものがある。意味がわかって読めるというのではない。ただ詩のように読んでいるだけ。ただ恣意的に引用するだけ。 サンドルっ…

朝日新聞「友人の友人 SNSの輪」

今日の経済面。「…複数のSNSに登録し、2年間で1万人の友人を作った。」という記述があったけれど、そういうのって「友人」というのですか??? あーうー。なんか変だぞ。

AND 「東京OZ月光」先行ライヴ

亀井君の演出するところを観られてとてもおもしろかった。とても明確なイメージをもって稽古にのぞんでいるのだなぁ。もうちょっとダメだし作業を観たかった気もするが、本番を観る楽しみがなくなるので、あれくらいがちょうどよいところか。ダメだしでは、…

吉本大輔舞踏公演

水曜日、スピリチュアルラウンジにて。この種の本格的な舞踏を見たのははじめて。この日が65歳の誕生日という吉本さんの、長い時間をかけてストイックに彫琢された肉体は優美で、日本というよりはヨーロッパの香りがする。客席をていねいに踊り進む様は、大…

村岸宏昭君が亡くなった

村岸宏昭君が、8月13日に旅先、高知の川で(川遊びをしていて)亡くなった、ということを今日知った。大学4年、22歳の若さで。わたしは彼のことをあれこれ書けるようなお付き合いではなかったが、あまりにも印象深く、不思議に人をひきつける青年であったの…

「ローズ・イン・タイドランド」@シアターキノ

香川・オダギリの「ゆれる」を観に行こうと思っていたが、先にこちらを観ることにした。少し前から、公式サイトをのぞいていて、主演の女の子がとても気になっていたのと、先日読んでいた「憲法九条を世界遺産に」で太田光がテリー・ギリアム監督に言及して…

ホソノさんと中沢さん「観光」コンビふたたび

大変遅ればせながら、こんなのやっていたことを知りました。「観光」はおもしろかったなぁ。 http://www.tamabi.tv/lecture/index.htm 昨日ダウンロードしたらMacが熱くなってしまいました。いまもファンが回っています。爆発するんじゃなかろうね。 ISBN:40…

「金子兜太養生訓」黒田杏子 定住漂泊・荒凡夫

金子兜太養生訓作者: 黒田杏子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2005/09/30メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見る去年買って寝かせてあったのを、旅前に半分ゆるゆると読み、帰ってから読み終わる。日曜の朝にNHK俳壇を放送してい…

「憲法九条を世界遺産に」太田光・中沢新一

憲法九条を世界遺産に (集英社新書)作者: 太田光,中沢新一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/08/12メディア: 新書購入: 4人 クリック: 92回この商品を含むブログ (290件) を見るおもしろいところだらけ。二人はメル友だったんですね。太田光を本で読むの…

河合隼雄先生が

重篤らしい。先だって、著書「ケルト巡り」について書いたばかり。気になる。 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060818k0000m040084000c.html

鑑真和上展

20日で終わるので駆け込みでみる。一緒に行った人との共通の感想は、やはり仏はお寺で拝むのがよい、ということだった。混んでいたが、うんざりするほどではなかった。鑑真和上は静かでありがたかった。講堂の重文の増長天と邪鬼の造型は、ぐっと寸がつまっ…

一山

7時過ぎに目覚め、見ないふりをしていた仕事に手をつける。4時までに一山崩す。がんばった。あと一山半。今日はもう無理。

最近読んでいるブログ

http://anotherorphan.com/ 「Bさん」の「ココヴォコ図書館」。なんだか、いろいろと興味深くて、のぞいている。時に甘酸っぱかったり。

大朗読会

3歳のちびすけを一晩預かる仕儀になる。リクエストされるままに14日15日と読みきかせまくる。エロール・ル・カインの「アーサー王の剣」は未だお気に入りナンバーワンで、これを数回、酒井駒子の「ぼく、おかあさんのこと…」これが次にお気に入りで、(ちび…